サウスポーなエンジニアの独り言

サウスポーなエンジニアが日々感じた、気づいた、学んだことを徒然と書いています。

旧館より 考え方

昔は良かった?

投稿日:2007年7月14日 更新日:


年上の人と話すと、割と誰しもが感じる「昔は~だった」について、「自分もこうなったらあかんな」と自戒を込めて書きます。

年上の方と話していると、時々「昔は…だった」という話が出てきます。
昔の話を聞けるのは、自分の知らない年代、経験を知る事が出来るので、有意義なことが多いと思います。

パターンの1つは「昔は…だったが、今は…こうだ」です。
これは単なる事実の比較なので、この比較に異を唱えることも、同調出来る部分もあるでしょう(少なくとも昔は知らないので「今は…」の部分だけでしょうが…)。
飲み会等で、この類の話で盛り上がれれば年代に関係なく有意義な話が出来ると思います。

で、厄介なのは、上の派生パターン「昔は…だった、『だから』(君達も)こうしないといけない、すべきだ」です。これが本当に厄介です。

例えば食事中「戦時中は食べ物がなく、今日食べるにも苦労した。だから食べ物を粗末にしてはいけないし、おかずで文句を言わない」てな話をされます。確かに食べ物を粗末にしてはいけません。

が、戦時中の話を持ち出して、主張に対する理由とする構造は「??」と違和感を感じます。

また仕事話でも「最近の若いものは、ちょっとした残業、徹夜で根を上げる。俺が若い頃は徹夜、残業当たり前で何百時間も仕事したんだ。だからお前達もがんばれ」があります。
(それ程前でもない)10年前と、今では考え方も(どの方向かは別として)変わりますし、もちろん周りの環境、全てが変化しています。

仮定ですが、10年前と同じ外的、内的環境であれば上記2つの言い分も分かります。同じ土俵で話をするわけですから。
これはこれで「僕には僕のやり方があります」と切り返して議論になりますが。

しかし、そんな仮定は成り立たなくて…しかも、だいたい言う人が年齢的に上(役職も上)なので「そうですね…」という薄笑いを浮かべつつ、消極的相づちをすることになります(苦笑)。

最初にも書きましたが、年長者の経験話に価値が無いというつもりは全然ありません。それは良い勉強になります。

自分もこうならないようになぁということと、せっかくの良い結論の理由が、あまり正当性の無いと、その結論自体が崩れてしまうことが多いよなぁということです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo via Visual Hunt

-旧館より, 考え方

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

問題対私達の構図

システム開発プロジェクト…特にユーザテストなど終盤…で、ユーザから届くイヤな声の1つに「○○機能が想定と違います。Aという動きではなく、Bが(想定される)正しい動きです」というのがあります。 #ここで …

チケットの粒度が難しい

過去のメモを整理していたところ、2年程前のプロジェクトで悩んでいた時に書いたメモが出てきたので備忘録としてアップしておきます。 悩んでいたこと RedmineやTracなどのITS(Issue Tra …

見える化

「可視化」と「見える化」

先日「プロジェクトファシリテーションパーティ2012」に参加してきました。 #参加した皆さん、お話していただいた皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました! 参加したセッション マルチセッション …

えらくなっていきたいか?

ずいぶん前に書いたまま放置していたのを(ちょっと書き足して)アップします。 組織において「えらくなっていきたいか?」という話です。 えらくなりたいか?の問いに対して 一時期「昇格/昇級したいか?」とい …

徹底することの難しさ

やり方の改善や新手法を取り入れることがあります。 例えば今までの設計手法を「品質の向上を目的として、今度はこういう手法、方法をやってみよう…」等という時です。 顕在/潜在的問題点に対し解決方法を考え、 …

ギルドワークスの現場コーチ。
「正しいものを正しくつくる現場を増やす」ことを目指している現場コーチ。認定スクラムマスター(CSM)。
様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至る。
DevLOVE関西を主催。