月別アーカイブ: 2013年1月

プロジェクト完了報告書の問題

プロジェクト完了報告書

昔のいたある会社に「プロジェクト完了報告書」というドキュメントがありました。

「そのプロジェクトで得られた教訓を(自分も含めた)組織の別のプロジェクトの改善につなげる」ために作られ、プロジェクトの情報、経緯、様々な指標をまとめられているものです。
当時は規模や金額など一定条件のプロジェクトに対し、作成することが義務付けられていました。

ただそれが当時は有効に活用されていないと感じていました。

書くタイミング

1つは書くタイミングが遅いため、有用な情報が記載されにくい問題がありました。

当時、プロジェクト完了報告書は、カットオーバーやお客様が検収を終えた時など「プロジェクトの終了時」に書くことが大半でした。

そのため、「プロジェクト完了報告書」を書けるほど最初から最後まで携わり、内容を理解しているリーダーは、すでに別プロジェクトに参画していることが多くありました(そしてそういうリーダーは新しいプロジェクトでも忙しくなっています)。
それが原因で「プロジェクト完了報告書」を書く時間もなかなか取れず、さらに時間も経っているので記憶も薄れがちでした。その結果、既存資料からの抜粋などが多くなり、教訓や改善ポイントなどが抜け落ちてしまいます。

#リーダー以外のメンバーも、プロジェクトやお客様の目的、経緯、改善ポイントなどを把握できていることが望ましい形だと思います。しかしながらインセプションデッキとか書くと驚く程、違うってのも普通にあるので、これはこれでなかなか難しい問題です。

「終わってから作る」ことが原因の1つなので、ウォーターフォールであれば工程毎に数字や背景、ノウハウなどをサマリーして「少しずつ」完了報告書を作っていけば良かったと今になっては思います。

活用の仕方

守秘義務などもあるのでしょうが、ポイントとなる情報などは公開されていないことが多く、あまり有効に活用できませんでした。
「何かあって情報漏洩と言われたら困る」というディフェンシブな発想からか、隠さなくても良いノウハウなども書かれていないことも多くありました。

結局、当時の感じたところは以下のようなものでした。
作る側:(管理する側から)やいやい言われてうるさいから仕方なく作っている。
管理する側:これまでプロジェクト完了報告書を未提出のプロジェクトがありますた!が、注意したところこれだけ提出されるようになりました!!(えっへん)

その完了報告書がどれだけ他のプロジェクトに活用されたかを評価の指標に組み込んだり、作り手にフィードバックすれば良かったとこれも今になっては思います。

そのアクションや成果物の目的が何のためで、それが「期待通りに活かされているか?」「より良い活かし方がないか?」などを計測したり考えていかないと、せっかくの良い施策もムダになってしまいます。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

※アイキャッチ画像:http://www.flickr.com/photos/printhousecorp/6543078999/

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

少し古い本ですが、冒頭の例とその説明が分かりやすくて、一気に読みました。

冒頭の例

1:デジタルカメラ・電動ハブラシ・ヘアドライヤー・インクジェットプリンタ・ヘルスメーター・パソコン・・・カテゴリーが異なる商品の中で「儲ける仕組み」が同じなのはどれか?
2:Hanako・Goo・赤すぐ・週間少年マガジン・・・どれも雑誌だが、「儲ける仕組み」が微妙に違う。どのように違うか?

「ピクト図解」とは?

・「ビジネスモデルを見える化する」ツール
・1枚の図に「3W1H」をまとめる
 ※3W1H:「誰が(Who)」「誰に(Whom)」「何を(What)」「いくらで(How much)」
・オブジェクトは3つのエレメント、2つのコネクタ、2つのオプションとシンプル
・3つのメリット

1:”経営者の視点”を手に入れられる
2:説明不要で誰とでも共有できる
3:画像パターンを応用してアイデア発想ができる

#本書後半では、ピクト図解を応用した発想法として「ダイアグラム発想法」「アナロジー発想法」も紹介して、これも興味深いです。
 

読書メモ

・似たように見えてもそれぞれビジネスモデルが違う。
 また(一見売っている物や業界自体が)違って見えても(ピクト図の上では)同じようなビジネスモデルもある。そのビジネスモデルを見抜くことが大事。

・代表的な8つのビジネスモデル。
・いくつかの企業のビジネスモデルの話が出ているが、どの例も分かりやすいし、「なるほど、そうか」と思うのが多かった。(ユニクロのフリースの話、土間土間のメニューの話、アスクルの事業発展の話)

自分やお客様のビジネスをピクト図に描いていくのは割と費用対効果が良いと感じた。
 実際に自分の組織や考えているのを描いて、眺めて、色々いじっているといくつかアイデアが出てきたし。
 本格的な業務コンサルタントでなくても、このレベルのお客様のビジネスモデルを知っていることは損にならないし、知っておかないと”御用聞き”から抜け出せないかと。

・「めざすゴールによって、選ぶべきビジネスモデルは変わる」というのは当たり前なんだけど、「ビジネスモデルを考える」ことだけが目的になりがちなので、いつも意識しよう。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo via Visualhunt.com

自分のTwitterアイコンの変遷

Twitterアカウントのアイコンは干支をモチーフにしたものですが、元ネタはヨメさんが年賀状用に描いていたものです。
#コミュニティなどで使う個人名刺にも使っていて、名刺の作成は前川企画印刷さんのブロガー名刺にお願いしています。

描き始めて5年が経ったので、アップします。

2009年:丑(うし)

2010年:寅(トラ)

2011年:卯(うさぎ)

2012年:辰(龍)

2013年:巳(蛇)

番外編:@papandaさん

ヨメさん曰く「辰と巳て同じようなもんだから難しい」とのことでした。
というわけで、2013年もよろしくお願いします。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。