月別アーカイブ: 2006年12月

徹底することの難しさ

やり方の改善や新手法を取り入れることがあります。
例えば今までの設計手法を「品質の向上を目的として、今度はこういう手法、方法をやってみよう…」等という時です。

顕在/潜在的問題点に対し解決方法を考え、提案をするのは難しいことです。
しかしより難しいのは、その改善手法や取り決めを徹底、展開し、それが「当たり前」になるまで運用することです。

人間誰しも「新しい事」や「現状からの変化」に対し、多かれ少なかれ拒否反応を示します。
特に中長期的に見て効果があるとことが分かっていても、短期的にタスクやリスクが増える時にはより顕著です。

これに対しては、これがベストな方法かいつも悩みますが、いかにキーパーソンを巻き込み、時には政治的方法も使い、まず初めに「やらせてみる」(理想は)「自発的にやってもらう」ことが大事だと考えています。
その序盤を上手く進め、定着することが出来れば、最後にはそれが当たり前になって来ます。

どんな物事でも一緒で継続してそれをするのが当たり前になってくると、いざしないと「何かモヤモヤ感」が出て結構自然とするものだなぁと思うわけです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo credit: benaston via Visualhunt / CC BY

“報・連・相”

“報・連・相”…新入社員研修等で耳にする言葉で、「それは非常に大事だ」ということも耳にたこができる位、聞いていると思います。
ところが実際、これが出来ていない人を多くみかけます(自分ができているかどうかは棚に上げますが…(苦笑))。
行為としての”報・連・相”はできていても、その実態は…という感じです。

どういう事かというと、報告者はそれを伝えています。
しかし受け取る側はそれを正確に理解出来ておらず、または、一部しか出来ていません。
もっと悪いのは受け取った側も「理解したつもり」になっていることです。

こうなると情報の行き違いが発生して、結局冒頭の”報・連・相”が出来ていないことになります。
いくらその行為をしても、報告を受けた側が理解なければ出来ていないのと一緒です。

私自身が過去に仕事の上で指摘された事でもあるのですが「自己満足の連絡では意味が無い」と言い切っても良いかもしれません。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

※アイキャッチ画像:https://www.flickr.com/photos/slowkodachrome/5326980198/