月別アーカイブ: 2009年8月

こんなPMOはいらない

私のキャリアの中に、数年ですがPMO(Project Management Office)的な経験があります。
#PMOの役割や定義も組織においてまちまちなのですが…。

当時はそういう組織がなかったので、ホント何でも屋的に色々やっていました。
その時の経験から出た思いは「現場がスムーズに(かつ楽しくできれば尚良し)仕事をできるように環境を作り、PJのQCD(メンバーの満足感も含む)を成功させること」です。

他のエントリにも色々書いていますが、ベースはいかに「みんなの生産性を高めることができるか」だと思っています。
コミュニケーションの土壌を作るために、キックオフ宴会やランチMTGをしたり。
#最近では、「飲みニケーション」に否定的な風潮もあったりしますが、やりようによっては素晴らしい関係を築くきっかけになると思います。

設計、開発、テストなど各工程をスムーズに進め、メンバーが無駄なパワーを使わないで済むために、バージョン管理やBTSなどのインフラ周りの構築やその利用ガイドの策定もしたり。
(小さなPJの場合ですが)できるだけ横串で仕様を理解して、個別最適になりがちな設計を全体視点からフォローしたり。

時には(あまりあって欲しく無いですが)、現場を知らないPM、管理部、(あまり理解の無い)上司から「このPJについてどうなっているか報告しろ」という、PJの成功とは全く関係のないタスクからチームの消耗を防いだりもしました。

一方、ある現場で見たPMOは、品質指標や課題件数、その進捗を過剰なまでに詳細に分析して、見栄えの良い円グラフや折れ線グラフにして、PJルームに張り出す…なんて方もいました。

「見える化」では、そういうのも大事ですが、それで終わるんじゃなく、踏み込んでの「こうしてはどうだろう?」とPJを進める/改善する/(トラブルを)防止するアクションが必要かと思います。
#そんなのに限って「分析したところ遅れています。原因分析と対策を報告してください」なんてメールを多忙な現場PLに投げたりします。

最近はPMO的な仕事から離れていますが(あまりうちの会社にそういう役割はないみたいで…)、反面教師にしないとなぁと思ったので備忘録として書いておきます。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Igor Miske

自己紹介の目的

#参考記事:「自己紹介で確実に名前を覚えてもらう方法」@誠 Biz.ID

自分なりに考えてみると…「自己紹介を通じてこの人(=された側にとっては新しく知った人)は自分にとってどのように影響を与えてくれるだろう?」もっと端的に言うと(ソース元の記事にもあるように)自分の役にどのような点で立つか?」と無意識に思っています。特に最近は限られた時間の中のこと、余計にそういう意識が立っているように思います。
#文章にするとすごくドライで、冷たい感じがしますが…。

そういう点を意識すると「名乗り+よろしくお願いします。」という自己紹介ではお互いもったいないような気がします。
自分を売り込むチャンス、また、相手を知ることで自分の状況を変えることができるチャンスなのに…と思ってしまいます。

ソース元にもあるような自己紹介をした人は、やはり片隅に引っかかっています。で、何かの拍子に「あ、このキーワード…あの人が自己紹介で言っていたなぁ、声かけてみよう」となるわけです。

自己紹介の時に1つ位は「○○なら任せて!」と言えるようなもの…TPOによって言える「1つ位のもの」は変わると思いますが…を用意しておくように、引き出しの数、そしてその引き出しの中身を高いレベルにできるよう心がけたいものです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Tyler Mullins

「ホウレンソウ」のレベル

先月…7月初旬から新人が配属になりました(それまでは3ヶ月の集合研修)。
それをきっかけにして、ふと過去に新人のOJT担当だった時に書き留めていたメモを書いてみます。

「ホウレンソウ」…報告・連絡・相談…という言葉は、集合研修(実はもっと前から?)、一年目を通じて、耳にたこができる程、聞くことになると思います。
まず第一段階として「ホウレンソウ」自体のアクションをするのがハードルかと思います。
「耳にたこができる」ほど、言われているわりには「あれ、どうなっているの?」と聞かれない限り、報告がなかったりすることもそこそこあります。

第一段階がクリアできているなら第二段階として、アクションの内容が「自分の視点から見て」整理されているか?をチェックした上の「ホウレンソウ」にして欲しいと思います。

相談や連絡の内容が残念ながら、支離滅裂だったり、ロジカルでおかしかったりするのもまぁまぁあるので。
#感覚ですが、第一段階をすぐにクリアできる人なら第二段階では躓かないように思います。

で、次の…新人、2年目辺りだと「あの新人(2年目)、できるな」と評判になると思われる…段階が、聞き手の立場、知りたいこと、望むことを考慮した上で「ホウレンソウ」するものと思います。

第二段階で書きましたが、「ホウレンソウ」の視点が「自分」からのみの視点になってしまいがちです(まずはこのレベルで十分だとも思いますが)。
第二段階がクリアできているなら「報告を受ける人の立場なら、どういう粒度の情報が欲しいのだろう」とか「この状況ならどういう切り口での報告が欲しいんだろう」という考えを巡らした「ホウレンソウ」を目指して欲しいと思います。

例えば、「社長にプロジェクトの状況を報告する」場合、「細かい技術的なことは聞きたいわけではないよな。会社経営にどのような影響があるかを聞きたいんだろうな」と仮説を立てて、それを基にした報告をするというような感じです。

(自分を振り返っても)第三段階は常にできているわけではなく、余裕がなくなるとそういう相手の視点を考える余裕が抜け落ちてしまいがちです。
そういう時、ついそのままの勢いで「ホウレンソウ」してしまいそうなのを、(なんとか)一度深呼吸して落ち着かせて、第三段階の視点の仮説に基づいて自己レビュー的なことをするようにしています。

こういう1つクッションを入れるだけで「あ、この報告あかんわ。少し手直ししよう」とか改善点がけっこう見つかるものです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。