月別アーカイブ: 2012年6月

会社を移ることになりました

2012年6月末で会社を移ることになりました。
(何度か転職をしているのですが)今のところ、社会人経験の中で一番長く所属していた会社になっていました。

思い出1:Rubyとの出会い

入社後しばらくして、(弊社では)お客様向けとして開発実績の無かったRuby(とRuby on Rails)を使いシステムを構築し、(お客様に)良い評価をもらったことです。
1システムだけでなく、確か計4つほど作ったと思います。

チームはRuby未経験者ばかりだったので、当時(Rubyで)社内SNSを作っていた@kuranukiさんや@nsgcさんが助っ人で来てくれ、合宿形式でペアプロをしたのも良い思い出です。

思い出2:スクラムとの出会い

直近で長く携わった社内向けのプロジェクトも印象に残っています。

この時のチームは(ボスを筆頭に)本当に仕事に対する姿勢が素晴らしいもので(もちろん技術力もですが)、私も本当に多くのものを得ることができました。
チームを抜ける時には「卒業証書」をもらったりもしました(笑)。

このチームでは「ここぞとばかりに」色々チャレンジしました。Redmine、Jenkins、テストコード、そしてファシリテーションやスクラムなどなど…。
  
RxTstudyに携われたりスクラム道な方々と出会えたりする機会にもつながりました。
またそれらをきっかけにして社内外で人前で発表するという貴重な経験もできました。

アジャイル(スクラム)については「教科書的にはこうだけど、自分達のコンテキストでは…」という点が多く、大きい壁となり、その度チームで話し合って、自分達なりの開発のやり方とユーザへ価値を届けるベストな方法を模索し続けました。
これも良い経験でした。

思い出3:社内コミュニティ

アジャイルサムライの道場(社内読書会)ランチ勉強会を通じて、(サラリーマンSE色の薄い)前向きなエンジニアと出会えたことです。

「勉強会」が全てではありませんが、こういうのが積極的に開催されていて、参加者も多い組織はエンジニアにとって魅力的だと思います。
(夢物語な感じですが)「毎日どこかのセミナールームで(社内外を問わず)勉強会をやっていて、色々な人がやってきて交流ができる環境にしたい」と思っていたりもしました。

この考えに影響を与えた方として、入社した当時に(社内SNSを通じて)出会った@papandaさんがいます。
今ではDevLOVE関西でつながっていたりします。 

これから

相変わらず大阪でエンジニアをしています。
新しい職場のことはまた折を見て書こうと思います。

これまでの勉強会にも参加したいですし、新しい技術要素に出会うと思うので、その界隈の勉強会などにも参加すると思います。
よろしくお願いします。

余談ですが、コミュニティの知人には「どこに行くの?」よりも「(弊社を使っている)勉強会やセミナーの会場確保は(これからも)大丈夫?」と聞かれることが多かったです。
幸いなことにそれぞれのコミュニティに弊社社員が(スタッフ的に)いるので会場を使うことは(社内規則が変わらない限り)大丈夫なのでご安心ください。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

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「会社を移る」ことと「部署・プロジェクトを移る」こと

主に月末/月初に「退職します(した)」エントリ、「入社します(した)」エントリやつぶやきがちょくちょく見受けられます。

弊社からも新天地へ行った方もたくさんいて、中には「おぉ、あの人もいなくなるのか…寂しいなぁ」という方もいます。
ただ、たいがいそういう人とはTwitterやFacebookなどでつながっていたり、ブログを読んでいるので「元気にやっているなぁ」と分かります。
そしてそれを励みに「自分も…」と思ったりします。

ふと「同じ会社に所属していても、部署が変われば、日常的に言葉を交わすことは少なくなることがある。それって会社を移るのとそれほど変わらないのでは?」と思ったりしました。

部署の異動以外でも、「自社での開発」から「お客様常駐(そのまま数ヶ月帰ってこない)」のパターンだと(同じ部署でも)言葉を交わすことは少なくなります。
ただ、食堂で見かけたり、エレベータで乗り合わせたりしたら「久しぶり。最近どうよ?」てな感じで言葉を交わします。
で、それは冒頭に書いたように(会社を移った人が)TwitterやFacebookで興味深い事をつぶやいていたり、書いているのを見かけたら「久しぶり。最近どうよ?」と声をかけるのと感覚的には一緒だったりします。

部署異動したり、プロジェクトを移ると、(会社的に共通な)お作法以外に、ローカルルールや独自のやり方があり、けっこう覚えることもそれなりにあります。
時にはそれまでのお作法が「間違い」と言われることもあったり(苦笑)

また「知った顔」という意味でも、(プロジェクトによっては)ほとんど初対面ということもあり、結局(あまり価値の高くない)「まずはお互い知る」というチームビルディングにパワーが必要な状況も多くあります。
組織としての成熟が足りないとも言えますが、そこそこ普通な光景だと思ったりします。

「会社を移るとそれまでの人脈が…」という方もいますが、お互いが必要と思っていれば会社を移っても情報交換やディスカッションは続けます。
むしろ、違うフィールドで新しい情報や視点を持ってディスカッションできるようになるので、刺激になります。
「会社」という共通項以外でやり取りできないのであれば、あまり太い関係でもないと思いますし。

こういう感覚は、どの程度「会社」「部署」などの組織を拠り所としているか…によりますが、自分の場合はこんな感じだなぁと思ったわけです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

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社内でのランチ勉強会

以前、「社内読書会をやってみて」というエントリを書きましたが、今度は社内でやってる「ランチ勉強会」のお話です。

どんなの?

週に1回、(社内の会議室などで)お昼を食べながら、プレゼン+ディスカッションをしています。
テーマはプレゼンする人が決めるか、参加者からリクエストがあったらそれについて話すという感じです。

きっかけ

6,7年目頃の同期数人で情報交換のために集まったのが最初だったようです。
私も途中から参加するようになりました。

同期ばかりだと発展性のない雑談だったり、(年次が近いこともあり)同じ視点になりがちなので、「色々な人にも声をかけよう」と動いていきました。

今では、部門もバラバラ…現場/本部系、開発部門/パッケージ導入などなど…ですし、年次も2年目~10数年まで広がっています。人数も多い時には10人を越えるようになって、最初の頃にやっていた会議室では手狭になり、場所を変えたりもしました。

どんなテーマでやっているか?

これまで20回以上やっていますが、テーマも様々です。

・Meteorの紹介とデモ
・CCPMってなに?
・RxTstudyの再演
・社内で作ったリッチクライアントフレームワークの話
・バーンダウンチャートの説明
・世代交代するためには
・お客さんとの付き合い方
・英語勉強会の進め方の相談
・インセプションデッキをつくろう
・社外勉強会ってどんなの?

後、新しい参加者がいれば、その人の自己紹介もあります。
同じ部門、同期でも「何をやってきたか?これから何をやっていきたいか?」は知らないことも多く、自己紹介をきっかけに話が盛り上がることも多くあります。
 
出欠や資料、終わってからのやり取りはyouRoomを使っています。
ランチ勉強会本編以外の話題…主に最近ネットで話題になったエントリとか…を起点に「youRoomでディスカッション」→「ランチ勉強会本編へ」という流れもあります。

「社内読書会」との違い

冒頭に書いた社内読書会との違いは「組織有りきで考えるかどうか」というところです。

「社内読書会」のメンバーは社外勉強会にも多く出ていたり、若い方が多いこともあってか「自分はどうなりたいか?そのために~」「(自分のやり方、キャリアの)こんなことで悩んでいる。〇〇はどう思う?」という感じがします(組織云々よりも)。

一方、「ランチ勉強会」は、中心メンバーがそれぞれお客様と向きあって、また、プロジェクトリーダーなりでやっているからか「自分達のお客様とのビジネスをどうしたら良いか?」「この組織のどこをどういう風にしていけば良いのか?」というような「組織があって、その中でどうすれば良いか?」という話が多くあるように思います。

良い/悪いではなく、それぞれの立場や考え方があるのですが、両方参加している自分としてはその対比がなかなか興味深いです。

「ランチの時間ぐらい好きにさせてよ」と言う意見もあります(また、毎日やっていると疲れると思います)が、普段あまり話さない別チーム、別部門の人と話すことで新しい意見や情報を手に入れる良い機会だと思っています。
これをきっかけにして新しい何か…「〇〇さん、ランチ勉強会で△△に興味あるって言っていたから、このプロジェクトに引きこんでみよう」とか…が始まるかもしれませんし。

「いつもの」同僚と「同じような」話をするランチも良いですが、たまにはこういう風に「違う」人と「違う」話をするのも良いと思います。
ランチ勉強会を継続して続けている当初メンバーの皆さんに感謝です。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

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