月別アーカイブ: 2010年12月

会議でメンバーが意見を言いやすくなる方法

会議が「20人以上」かつ、担当者レベルからマネージャ、部長クラスが「一堂に会する」ような場合、活発な議論、質疑応答が飛び交うことは稀かと思います。
部長から一方的に報告や連絡事項が行われ、他のアジェンダも双方向とは言い難いものになっています。

そんな会議で見かけるシーンはこんな感じです。

部長:「(ひとしきり報告が終わった後)みんな、何か意見、質問はないか?」
…シーンとする会議室…
部長:「A君はどうだ?」
(半ば無茶振りをされた)A君:「ええと…(ちょっと的外れ、もしくは分かり切っている質問をする…」

そのような会議で、意見を求め、疑問点を抽出し、議論をするのであれば、運営、進め方を工夫する必要があると思います。
私が今までやってきた中で効果があったと思われるものです。

1:質問を考えておいてもらう

急に「質問ある?」とふられるから的確な質問ができない部分もあります。
それを事前に資料を読み、それなりに疑問点を整理しておくことで質問がしやすくなります。

「事前になんて時間がないよ!」という程、忙しいのであれば、その会議に出ずに本来のタスクをやった方が良いと思います。似たようなことはこちらのエントリに書いています。

2:質問の例を示す

促す時に「何か質問ない?」の後ろに「そう言えば、○○というこんな質問があったね。こんな感じで良いので…」と簡単な質問の例を示します。
質問者に「そういう簡単な質問で良いんだ…」と思ってもらうことができます。

3:質問をグループで考える

2、3人を1グループにして、そこで相談して、質問をしてもらう形にします。1人だと言えないことでも、「グループで検討した」形式なら質問も出やすくなります。

4:ファシリテータ役を作る

進行、推進を部長ではなく、ファシリテータ(の適性がある人)が行います。部長クラスが議長役も兼ねるとたいがい独演会的になってしまいがちです。

部門の会議は多くの人が集まる割りには、アウトプット(価値)との費用対効果が良くない会議の1つだと思います。
そこには多くの改善の余地が残されています。
それを実現できれば生産性の向上も見込めますし、メンバーが自発的に発言する雰囲気作りにも役立ちます。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo on Visualhunt.com

「今年の漢字は?来年の漢字は?」アクティビティ

先日、所属組織の忘年会でちょっとしたイベント?ゲーム?をしたので紹介します。
メンバーによりますが、2時間ダラダラ話したり、若手が(半ば押し付けられる形で)芸をしてお茶を濁すような宴会は、あまり好きではないので、こういう何かをやってみようと思うわけです。

「今年の漢字は?来年の漢字は?」

毎年、この時期に京都の清水寺で「今年の漢字」が発表されます。
※Wikipediaよる解説はこちら
2010年は「暑」だったそうです。

それを真似て、それぞれにとっての「今年の漢字」を書いて発表してもらいました。
忘年会ですから、今年をふりかえるだけでも良いのですが、せっかくなので「来年はこんな感じの漢字にしたい!」と目標、決意表明的なものもやってみましょうということでやってみました。

準備するもの

B5~A4サイズの人数分の厚紙とペン。
厚紙は色紙などの方が雰囲気が出て良いです。

やり方

簡単です。厚紙を半分に区切ってそれぞれ一文字書いて、みんな順番に発表していくだけです。
書かずに発表するだけでも良いですが、厚紙に書いてジャン!と、それを掲げながら発表する方が演出効果があると思います。

やってみて

10人近くで、2文字ずつの計20文字書いたのですが、被った漢字は1つだけでした。
年齢やチームがだいぶ違うとは言え、それぞれ感じ方が違うなぁという感じで、発表を聞いてさらに「へぇ~そうだったんだぁ」と思うことも多々ありました。

ちなみに私は今年は「龍」で来年は「親」でした。

新年会でも使えるアクティビティですので試してみてはいかがでしょうか?

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo by Prayitno / Thank you for (12 millions +) view on Visual hunt / CC BY