年別アーカイブ: 2016年

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは後半(7〜12月)の活動記録をふりかえってみます。
また2016年前半の活動記録もよければご覧ください。

7月〜9月

早く本物のチームになるためにすること

より早くチーム本来のパフォーマンスを発揮するために、“メンバーの特性を知る”というワークショップを行いました。

エンドツーエンド(E2E)のテストを手なづけてみる

増田(@whosaysni)さんには「Taming Robot Framework」と題し、Robot Frameworkの話をしてもらいました。
またバタール・フロラン(@shenril)さんには「ゼロから自動までテストの旅」と題し、過去2年間で、ゼロからテスト環境や社内文化を作った話をしてもらいました。

カンバンを作ってみよう

見える化の1つの手法であるカンバンに関するセッションとワークショップを長沢 智治(@tnagasawa)さんに行ってもらいました。
ワークショップでは実際にカンバンのレーンを作り、ボトルネックを計算してみるところまで行いました。

長沢さんのスライド「カンバン クイックスタート」。

プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

良いコードを書き続け、良いプロダクトを継続的に生み出していくには健康であることも必要な条件の1つです。
一方でそのコードを産み出し、プロダクトを世に送り届けるエンジニアは不規則な生活や運動不足になりがちです。

健康でありつづけるためのヒントとして、「ヘルシープログラマ ――プログラミングを楽しく続けるための健康Hack」を訳した玉川 竜司さんと、走ることをきっかけとして、「レガシーボディの改善」のための工夫をパタンランゲージにしようと取り組んでいる懸田さんにお話してもらいました。

SIerから飛び出して、それからどうするの?

SIer→事業会社→起業と一見似ているように見える道を歩んできた者の話を聞いて、自らの「自分戦略」と向き合うという場でした。

10月〜12月

社内勉強会を続けるコツ

DevLOVE関西でも3回目となる「社内勉強会」をテーマにしたものでした。
数ヶ月前に社内勉強会を始めた人(藏さん)と数年前から社内勉強会をしていた人(佐藤さん)、それぞれの話を聞いた後は、参加者それぞれの現場で社内勉強会をするために困っていることなどを話し合うことができました。

ドメイン駆動で開発する〜初期のラフスケッチから実装まで〜

初期のモデリングを実際にどうやっているかの事例の紹介と、モデルのラフスケッチをコードに落としていく勘所をみなさんと共有することで、よりスムーズに現場に導入できるのでは?と考えました。

日々現場でドメイン駆動設計を実践している増田亨(@masuda220)さんに実践の事例と勘所を話してもらい、その後は活発な質疑応答の場となりました。

ビブリオバトルであの人のおすすめの本を知ろう

飛び入りも含めて9人の話し手がそれぞれオススメの本を伝えました。

優勝はこの「みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド」でした。

『リレーコーディング』でチームで楽しくプログラミングを学んでみよう

2016年最後のDevLOVE関西は「1人1行ずつ順番にコーディングしていき、みんなでお題を満たすプログラムを完成させる」という「リレーコーディング」というアクティビティをしました。
Pythonチーム、C#チーム(2チーム)の3チームで「Hello World」「1 〜 10の数字を表示するプログラム」「FizzBuzz」とお酒を呑みながら、ツッコミしながらという楽しい雰囲気の中、行われました。

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Photo credit: Menlo Innovations via VisualHunt.com / CC BY

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは前半(1〜6月)の活動記録をふりかえってみます。

1月〜3月

それぞれの現場で実践した【自動化】の話

コンシューマゲームの現場からプラチナゲームズの森田さん(@pg_morita)、そしてECサービスの現場からMonotaROのクツさんの2セッションを行いました。
セッションの後はダイアログでそれぞれの現場の自動化について話し合いました。

「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」の再演

DevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』で「どうしてももう1度聞きたい賞」だった「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」を久保さん(@HappyLuckyAkira)に再演でした。

「インフラエンジニアの現場における仕事と文化」のDiff

Wantedlyの坂部さん(@koudaiii)はWantedlyのインフラがどのように変化しているのか(まさにその日に変化した話も含めて)というテーマでした。
またAWSの永田さんはこれまでの経験を元にした構築作業の自動化に取り組んでいるお話を「地道にAWS構築自動化に取り組んでいるお話し」として話をしてもらいました。

グラフィックレコーディング〜構造化のコツ〜

議論を構造化して、可視化するテクニックであるグラフィックレコーディング。この日は「構造化」にフォーカスし、和田あずみさんたちにワークショップ形式で実際に手を動かして構造化するとはどういうことか?を体験する場を持ちました。

ワークショップの様子はDevLOVE関西のFacebookページでも見ることができます。

『ShareWis』のサービス開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
この日は「学ぶ希望が見つかる場所をつくる」をミッションにShareWis(シェアウィズ)を開発、提供しているシェアウィズの辻川さんに「EdTechサービスを4年間やってみて気づいたこととこれから」を、また国平(@Kuchitama)さんに「ShareWisの文化を支えるエンジニアリング」という話をしてもらいました。

3月〜6月

リモートワークの現場の知恵

DevLOVE関西で過去2回実施しているリモートワークをテーマに粕谷(@daiksy)さんに「なぜチャットツールには絵文字補完機能があるのか」というセッションをしてもらいました。
その後はリモートワークをやっているグループ、まだ経験したことがないグループで、「リモートワークのよかったところ、むずかしいところ」「リモートワークを導入するにあたって、個人、組織それぞれで不安に感じているところ」などをテーマに知見を披露し合いました。

myThingsを通じてIoTの一端を知ってみる

myThingsを通じてIoTの一端にふれてみるハンズオンでした。
こんな感じでRaspberryPiを用いたハンズオンだったので参加者の皆さん、楽しそうに手を動かしていました。

難しそうな「情報設計」に実際にふれてみる

知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である「情報アーキテクチャ (Information Architecture)」について山下 一樹さんにお話してもらいました。その後は、情報設計のコツなどを体験する簡単なワークショップをしてもらいました。

スクラム現場ガイド出版記念。現場の物語を共有しませんか?

スクラム現場ガイドの翻訳者の1人である原田 騎郎(@haradakiro)さんと共にほぼQ&A、ディスカッション形式で進んだ場でした。

サイボウズの開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
サイボウズさんのプロダクト「kintone」。その開発チームのKAIZENの文化、品質に関する現場の取り組みを三苫さん、酒井さん2人のエンジニアに語ってもらいました。

技術選択の難しさ、指針を考える

どの現場でもほぼ出くわすことになる技術選択の難しさ、指針というテーマで、後藤 知宏(@mkkn_info)さんには「フロントエンドエンジニアがみる生存戦略入門 〜 なぜ我々は学び続けるのか 〜」を、足立さんには「10年目の大変更。シェアNo.1が新しい技術を選択する時。」をお話していただき、その後は、それぞれの現場のコンテキストに応じた対話をして悩みを話したり、それに対する知見を伝え合ったりしました。

それぞれの現場におけるチームづくりの試行錯誤

「どうやってチームを作るか?」「どうやってチームを育てていくか?」について、それぞれの現場…事業会社におけるサービス開発、受託開発、現場コーチからの視点…での試行錯誤の話をしてもらいました。
その後は参加者からの質問を「3人ならどうするか?」と意見を出し合う場となりました。



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「アジャイルコーチの道具箱 – 見える化実例集」を読んだ

アジャイルコーチの道具箱 – 見える化実例集」を読みました。

ギルドワークスで現場コーチとして、様々な現場がアジャイルな開発をうまくやれるような支援、現場の改善や見える化をしている自分としてはとても興味をそそられるタイトルです。
また翻訳した方々も@haradakiro@ryuzeeなど期待せざるをえない人達ばかりで、すぐに読み始めました。

読んでいる途中「あの現場のあのチームはこれが良さそうかな」「あのチームが持っている課題はまずこれをやってみて、それからこっちをやってみてはどうだろう?」とアイデアが色々出てきてワクワクしてきました。

やるかどうかは現場のチームが決めればいいですが、「こういうアイデアがあるよ」「こういう感じで一度試してみてはどうかな?」とコーチとして色々なカードを見せたり、背中を押すことができそうです。

コーチだけでなく、チームが見える化を推進していくのも役立ちます。
「見える化する対象は分かったけど、どう見える化すればいいかわからない」という悩みはここにある様々な実例でほとんど解決できそうです。悩みにピッタリのそれがなくてもパラパラと見るだけで解決できそうなヒントは浮かんできます。
#もちろんどうやって運用するか?当たり前にするか?という次のステップはありますが、「やってみる」ことはできそうです。

以下は読みながら垂れ流したツイートです。