年別アーカイブ: 2020年

2020年のふりかえり

要約すると

COVID-19、ギルドワークスの体制変更など、大きな環境の変化がありました
またそれに伴い、大阪-東京移動がなくなりオンライン主体になったり、コミュニティ活動など自分の活動のやり方が変わった1年でもありました

現場コーチの仕事のやり方

COVID-19により仕事のやり方が大きく変わりました
これまでほぼ毎週2,3日、大阪と東京を行き来するリズムでしたが、これが無くなりました
3月以降に関東方面に行ったのはギルドワークスの合宿での1回だけでした

これに伴い、現場コーチの支援のやり方もオンライン中心になりました
オンラインミーティングでのファシリテーションやグラウンドルール、オンラインでの見える化のツール(Miroなど)、ちょっとした雑談や偶発的な会話が減ることによる影響をどうするかなど様々なことに取り組みました
幸いなことにギルドワークスは2014年の設立からリモートワークだったこともあり、この手のノウハウや知見、あり方などはありました
この点は、多くの支援先がリモートワークに関する課題に出会った時に役立てることができたようです

このような状況にも関わらず、いくつかの新しい現場から声をかけていただき、結果として例年とほぼ変わらない”新しい現場との出会い”がありました
正直、4月頃は「この先どうなることやら…」と不安に感じたこともあったので、とてもありがたいことだなと感謝しています

DevLOVE関西の活動

これまで毎年20〜30回開催していたDevLOVE関西ですが、2月に企画していた10周年イベントは中止になり、その後の活動も一切しなくなりました

オンラインイベントという形でやろうか?と思ったことも何度かあったのですが、「オンラインイベントを実施すること」自体に自分のモチベーションが湧かなかったというのが正直なところです
自分にとって毎回の”ダイアログ”と名付けた少人数のグループで「ああでもないこうでもない」と参加者のみんなが会話している雰囲気や光景が大きなモチベーションだったようです

ギルドワークスの変化

2014年の創業メンバーである市谷さんと増田さんが代表取締役と取締役をそれぞれ退任し、上野さんが代表取締役、私が取締役になりました
とは言うものの、それぞれこういうフォーメーションの変化に備えて1,2年前から動いていたこともあり大きな影響は今のところないように感じています

2020年のニュースやお知らせは全部で17本でした
2019年は37本だったのですが、主に発信していた市谷さんが抜けたので、この結果になりました

それでも支援先の事例をいくつか届けることができたのは良かったです
経営者とも、現場とも「共感」のスタンスで寄り添い、変化に強い組織に
コミュニケーションギャップを乗り越え、チームで作った「自分たちにあったスクラム」
バラバラだったメンバーが、気付くと本当のチームになっていた

勉強会やカンファレンスなどでの発表

Regional Scrum Gathering Tokyo2020 に参加してきました #RSGT2020 | サウスポーなエンジニアの独り言

JBUG 大阪 #4 オンライン! – connpass

スクラムフェス札幌 2020

読書数

読書数は53冊で2019年の85冊から減りました
これは東京-大阪の移動がなくなったことと、ゴールデンウィークや夏休みといった長期休みもあまり他の日と変わらない活動をしていたことが影響しています

雑談

2020年で増えたことの1つがオンラインでの雑談です
1対1や3人程度で、明確に決まったトピックがなくその時に話したいことを話していくことが多かったです
2,3週間ごとに数ヶ月継続した雑談している人もいます
ざっと数えてみると130回ほどでした

というわけで、また2021年もよろしくお願いします。

Photo by CHUTTERSNAP on Unsplash

久しぶりにデブサミ関西でお話します #devsumi

今回で10周年を迎えるデブサミ関西でお話させてもらいます

ご縁があり、2020年8月27日(木)に開催されるDevelopers Summit 2020 KANSAI(デブサミ関西)でお話させてもらうことになりました。

セッションタイトルはデブサミ関西10周年記念! エンジニアとしてのキャリアをふりかえる。そしてこれから……というもので、@daiksy@tksmdの3人(司会は吉池さん)で、以下のような概要でお話します。

デブサミ関西も今年で10回目! これまで、多くの関西に住むエンジニアの生き方をお届けしてきました。このセッションでは、過去、デブサミ関西でキャリアについてご登壇いただいた方々に再度集結いただき、その時と比べての自分の変化や、関西IT業界の10年間の変化、昨今の新型コロナウイルスの影響などについて語り合います。

今回のデブサミ関西はオンラインイベント、かつ、事前収録です。
そういうことで、先日、このセッションの収録が終わったのですが、3人ともそれぞれ「どんなあり方でいたいと考えている(た)のか?そしてそれを実現するためにどんなことを判断し選択してきたのか?」といったお話をしています。

私とデブサミ関西との関わり

話し手としては、2012年、2013年、2014年と3年続けて発表していました。

また、2012年〜2019年まで実行委員としてお手伝いさせていただきコンテンツを一緒に検討したり、「どうやったらデブサミ関西、ひいては関西がもっと盛り上がるのか?」を考えたりしていました(ここ2,3年はあまり強くは関わり合いができていませんでしたが)。

当日はチャットでお話しましょう

前に書いたようにセッションはすでに収録済みで、当日は(セッションごとに用意されている)チャットに話し手3人ともいる予定です。
セッションを聞きながら、さらに質問やディスカッションなどをチャットでリアルタイムにできるような感じになることを楽しみにしています。

26(水)13:00までは申し込みできるので、私たち3人のセッション(もちろんそれ以外にもたくさん魅力的なセッションがあります)に興味がある方のお申し込みお待ちしています。

Regional Scrum Gathering Tokyo2020 に参加してきました #RSGT2020

Regional Scrum Gathering Tokyo 2020(以下 RSGT2020)に参加してきました。
※スライドなどはRegional Scrum Gathering Tokyo 2020のスライドまとめ #RSGT2020 - スクラムマスダーの日記にまとまっています。

4年連続で参加していますが、毎回ものすごい熱量があり、新たな発見や学びを得られる場です。
そして次回のこの場に「自分のやったことや変わったことを持ってこれるようにする」ことが自分のモチベーションの源泉の1つでもあります。

実行委員会やボランティアスタッフのみなさん、ありがとうございました(もちろん話し手や参加者一人ひとりの貢献もあってこそですが)。

トピック

  • 発表した
  • Coach’s Clinic をやった
  • クライアントを呼んだ
  • その他いろいろ
  • RSGTのようなエキサイティングで熱い場が各地である

発表した

「みなさんのプロダクトバックログアイテムはOutcomeを生み出していますか?」という内容で発表しました。

いくつかトピックは削ったのですが、それでも持ち時間20分に対し52枚(前夜は64枚ほど)ありました。
早口だったり、多少説明不足だったりした点もあったと思いますが、Twitterや会場でもらったフィードバックは概ね好評だったようです。
※いただいたフィードバックや質問は前述した削ったトピックだったりしたので、またどこかでお話したり、ブログに書いてみようと思います。

印象的だったのは「Outcomeは大事とわかっていたけどやり方がわからなかった。でもダイヤの事例が具体的で参考になったので、自分達の現場でも早速試してみようという話になった」という声でした。
※ダイヤがどう生み出されたのかはギルドワークスの事例(企画と現場の距離が近づき、OutputよりもOutcomeを優先する意識が根づいた)に詳しく書いています。

余談ですが、このチーム、現場はまだまだこれから変わっていくと思うので興味がある方は訪問したりコンタクトを取ってみると良いと思います。

Coach’s Clinicに参加した

Coach’s Clinic にコーチとして参加しました。
フィードバックを見ると何かのヒントになった方が多かったようでホッとしています。

相手の状況を聴いて対話していくという点では日々やっていることの一面と似ています。
が、相手のコンテキストの理解から深堀り、(必要があれば)何か伝えるという一連を15分〜30分の時間で行うのは集中力が必要でした(例年思うことですが)。

その他いろいろ

クライアントに参加してもらった

ギルドワークスのスポンサーチケットを興味を持っていたクライアントに渡したところ若手が参加していました。
これからいろいろ新しいことに取り組んでいこうとしている中で、これまでのやり方や価値観を持っている人達や流れの中でいろいろ試行錯誤している様子でしたが、ネットワーキングパーティなどで似たような場でも先に進んでいる仲間と出会えたようでした。

3日目のスポンサートークをやった

1,2日目のゴールドスポンサートークを聞いた方はわかると思いますが「あれはずるいなぁ」と思いながらやりました。
「関西人が全員おもろいわけじゃない」という話をしつつ、真面目な話として「こういう熱量が高い場に参加した翌日の現場との温度感の違い」の話をしました。
※この話も別のブログに書いてみようと思います。

(小さなことだけど)英語を少しだけ使った

前夜祭で Cope さんに少しだけ英語で挨拶とちょっとした会話ができたのは、小さい一歩だけど自分にとって嬉しい出来事でした。

RSGTのようなエキサイティングで熱い場が各地である

同じような場が札幌(Scrum Fest Sapporo)では4月に、大阪(Scrum Fest Osaka)では6月に開催される予定です。

そこに集まった人達によってRSGT2020に勝るとも劣らない場(勝ち負けじゃないですが)になるんじゃないかと思っています。
※宣伝:Scrum Fest Sapporo には「これまでと違うやり方に取り組む時にうまくいくかもしれない方法とその落とし穴」というプロポーザルを出したので、面白そうだなと思った方はLikeしてください。