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Regional Scrum Gathering Tokyo2021 に参加してきました #RSGT2021

もう4週間前になりますが、Regional Scrum Gathering Tokyo2021(#RSGT2021)に参加してきました
今回はハイブリッド開催でしたが、これまでとは違う楽しみ方を見つけることができました
この状況で、開催してくれた実行委員会のみなさん、スタッフのみなさんありがとうございました

こういう話をしてきました

組織がアジャイルになっていく道を歩んだ時、「少しだけうまくやれたこと」と「うまくやれなかったこと」“というお話させてもらいました
とてもとてもありがたいことに5年連続でRSGTでお話する機会をもらっています(投票してくれているみなさん、ありがとうございます)
今回は”組織”にフォーカスした自分の経験をお話しました

1つのチームにとどまらず、組織をよりいい感じにしようと活動する、している人にとって何か役立てば良いなと思っています

ハイブリッド開催だったRSGT2021での過ごし方

私は1,2日目は東京に行き現地で参加、3日目は朝一に大阪に帰り、自宅からオンラインという参加のスタイルにしました

現地では(それほど多くなかったものの)久しぶりな方々と話をすることができました
それにいろいろな人がアイデアを出して、実験をしていく中で、オンラインとオフラインが溶け合っていくような感じ(Discordに「廊下」というチャンネルができたり、会場の廊下の様子をオンラインに流したり)がしていました
また夜遅くまでDiscordのいろいろなチャンネルで会話が発生していて、これまでRSGTが終わった後にあった”中華”と似たような雰囲気を感じることもできました

RSGTが終わった後の過ごし方

ハイブリッドだったこともありセッションの録画を観ることができます
しかも、RSGTのチケットを持っている人と一緒であれば、他の人たちも見ることができます

関わっているある現場では、一緒にセッションを見て「自分たちの現場でどう活かせるか?」といった話をしています
また別の現場では「ウォッチパーティー」と呼び、ほぼ毎日のように視聴会が開かれています
このウォッチパーティーでは感想などを共同ドキュメントに書き込んでいくスタイルを取っているのですが、これがまた見終わった後の感想戦をとても豊かにすることに効果的なようです

クライアントの経営者が参加してくれたこと

前回のRSGTに参加したクライアントのチームから、今回さらに多くの人が参加しました
それと同時にその組織の経営者が現地で参加してくれたことがとても嬉しかったです

「よく紹介してくれる本や自分の会社で見るチームの様子とはまた違った角度のいろいろな現場の話や熱気、大切にしている価値観のようなものを感じることが出来てよかった」という感想をもらいました

次回のRSGT2022がどのような場になるかわからないですが、同じでも違っていてもここに集う人達とならいろいろ実験をして、学び、楽しむことができそうと思えるRSGT2021でした

3日間のRSGTが終わった後の楽しみ方

これは、Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2019の13日目の記事です。
これまでの記事はどれもRSGTにゆかりのある話だったり、ためになる話だったりで楽めてます。そして、きっとこの後も興味深い記事が続くと思います。

私は自分なりの3日間のRSGTが終わった後の楽しみ方を書いてみようと思います。
2018年のアドベントカレンダーでは自分なりのRSGTの楽しみ方を書いていたのですが、今回は終わった後の楽しみ方です。

要約

  • 3日間のRSGTが終わった後の楽しみ方の話
  • 同じ現場から参加した人達での感想戦、参加報告の場などで自分達のとのDiffを見つけるのも1つ
  • 参加していなくてもスライドや参加ブログをみんなで読んでみるのもDiffを見つけることができる

ギルドワークスで現場コーチとしていろいろな現場の変化、改善を支援しています。
私は1日目に「みなさんのプロダクトバックログアイテムはOutcomeを生み出していますか?」というタイトルでお話します。
3日間とも会場をうろちょろしているので見かけたら気軽に声をかけてもらえると喜びます。

同僚と一緒に参加して感想戦をする

同じ組織やチームの人と一緒に参加して、セッションやホワイエ、懇親会などでいろいろ話したことなどを自分達の現場やチームでどう活かすことができるだろうか?と感想戦をします。

残念ながらこの記事を書いている時点では今回のチケットは売り切れているようですが、RSGT2020に限らずこのようなカンファレンスや勉強会では1人ではなく同じチームの同僚と参加することをオススメしています。
RSGTの特徴の1つに、講演を一方的に聴くだけでなく、参加者同士で話し合う機会があり、そういう場の雰囲気になっていることがあります。そういう場の雰囲気はその場にいるからこそ体験できることです。
そういう点で1人よりも2人以上で参加することで同じ体験をした人同士で感想を話し合うことが、インプットに対しいろいろな解釈をすることもできたりします。

スライドやブログを元に話し合う

これまでのRSGTでもセッションのスライドやブログが多く公開されていました。誰も参加できなかった場合でも、このようなスライドやブログをチームで読んでみて話し合うこともやってみてもいいと思います。

支援している現場ではハンガーフライト(※1)という名前で週に30分〜1時間程度、お互いの体験やチームに起きたこと、また人の意見を聴きたいようなことを話し合う場を持つことがあります。
※1コミュニティや職場で、ハンガーフライトしよう。 - The Dragon Scroll

このハンガーフライトの中で、RSGTのスライドなどをみんなで話し合ってみて、自分達の現場をより良くしていく活動のヒントを見つけることもできるかもしれません。
もちろんスライドだけではわからないことやその場における話と合わせてでないとわからないこともあるとは思います。
それでもスライドをチームで見て話し合うということを外部からの刺激として、自分達の現場のDiffを取ったり、自分達のことをふりかえるきっかけにできます。

番外編:再演をお願いする

どうしてもこのセッションの内容を現場やチームのみんなにも聞いて欲しい場合、社内勉強会で再演をお願いするのもいいかもしれません。
再演する話し手の状況やモチベーション次第ですが、快諾してもらえることもあります。

もし社内勉強会で再演することになった場合、再演して終わりではなく、より深い質問や議論ができるような時間を作ったり、話し手にとっても何か新しい知識や発見があるような場にできるとなお良いかなと思います。

3日間のRSGTではいろいろな話を聴いたり、人と話すことで得るものも多くあります。
そこで得たことを、自分の現場に持ち帰って、現場やチームで話すことで現場の前進に役立つこともあるでしょうし、それを聞いた誰かがアジャイルやScrumの理解を深め、興味を持ち、次回のRSGTに参加したり、アジャイルなコミュニティに参加するようになるかもしれません。

unsplash-logoAustin Distel

KANJAVA PARTY 2017 !!!で「DevLOVE関西からギルドワークスへの越境」を話してきました。 #KanJavaParty

KANJAVA PARTY 2017 !!!でお話してきました。

お話をいただいた時に「最近、Java書いていないし、何話せばええんやろうなぁ」と少し困っていたのですが、DevLOVE関西というコミュニティとギルドワークスが価値にしている越境を軸にお話しました。

エモい成分が高く、抽象的な話ですが、タイムラインを見ると、何人かには印象的だったみたいです。

お声がけいただいた関ジャバの皆さん、聞いてくださったみなさん、ありがとうございました〜

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは後半(7〜12月)の活動記録をふりかえってみます。
また2016年前半の活動記録もよければご覧ください。

7月〜9月

早く本物のチームになるためにすること

より早くチーム本来のパフォーマンスを発揮するために、“メンバーの特性を知る”というワークショップを行いました。

エンドツーエンド(E2E)のテストを手なづけてみる

増田(@whosaysni)さんには「Taming Robot Framework」と題し、Robot Frameworkの話をしてもらいました。
またバタール・フロラン(@shenril)さんには「ゼロから自動までテストの旅」と題し、過去2年間で、ゼロからテスト環境や社内文化を作った話をしてもらいました。

カンバンを作ってみよう

見える化の1つの手法であるカンバンに関するセッションとワークショップを長沢 智治(@tnagasawa)さんに行ってもらいました。
ワークショップでは実際にカンバンのレーンを作り、ボトルネックを計算してみるところまで行いました。

長沢さんのスライド「カンバン クイックスタート」。

プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

良いコードを書き続け、良いプロダクトを継続的に生み出していくには健康であることも必要な条件の1つです。
一方でそのコードを産み出し、プロダクトを世に送り届けるエンジニアは不規則な生活や運動不足になりがちです。

健康でありつづけるためのヒントとして、「ヘルシープログラマ ――プログラミングを楽しく続けるための健康Hack」を訳した玉川 竜司さんと、走ることをきっかけとして、「レガシーボディの改善」のための工夫をパタンランゲージにしようと取り組んでいる懸田さんにお話してもらいました。

SIerから飛び出して、それからどうするの?

SIer→事業会社→起業と一見似ているように見える道を歩んできた者の話を聞いて、自らの「自分戦略」と向き合うという場でした。

10月〜12月

社内勉強会を続けるコツ

DevLOVE関西でも3回目となる「社内勉強会」をテーマにしたものでした。
数ヶ月前に社内勉強会を始めた人(藏さん)と数年前から社内勉強会をしていた人(佐藤さん)、それぞれの話を聞いた後は、参加者それぞれの現場で社内勉強会をするために困っていることなどを話し合うことができました。

ドメイン駆動で開発する〜初期のラフスケッチから実装まで〜

初期のモデリングを実際にどうやっているかの事例の紹介と、モデルのラフスケッチをコードに落としていく勘所をみなさんと共有することで、よりスムーズに現場に導入できるのでは?と考えました。

日々現場でドメイン駆動設計を実践している増田亨(@masuda220)さんに実践の事例と勘所を話してもらい、その後は活発な質疑応答の場となりました。

ビブリオバトルであの人のおすすめの本を知ろう

飛び入りも含めて9人の話し手がそれぞれオススメの本を伝えました。

優勝はこの「みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド」でした。

『リレーコーディング』でチームで楽しくプログラミングを学んでみよう

2016年最後のDevLOVE関西は「1人1行ずつ順番にコーディングしていき、みんなでお題を満たすプログラムを完成させる」という「リレーコーディング」というアクティビティをしました。
Pythonチーム、C#チーム(2チーム)の3チームで「Hello World」「1 〜 10の数字を表示するプログラム」「FizzBuzz」とお酒を呑みながら、ツッコミしながらという楽しい雰囲気の中、行われました。

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Photo credit: Menlo Innovations via VisualHunt.com / CC BY

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは前半(1〜6月)の活動記録をふりかえってみます。

1月〜3月

それぞれの現場で実践した【自動化】の話

コンシューマゲームの現場からプラチナゲームズの森田さん(@pg_morita)、そしてECサービスの現場からMonotaROのクツさんの2セッションを行いました。
セッションの後はダイアログでそれぞれの現場の自動化について話し合いました。

「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」の再演

DevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』で「どうしてももう1度聞きたい賞」だった「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」を久保さん(@HappyLuckyAkira)に再演でした。

「インフラエンジニアの現場における仕事と文化」のDiff

Wantedlyの坂部さん(@koudaiii)はWantedlyのインフラがどのように変化しているのか(まさにその日に変化した話も含めて)というテーマでした。
またAWSの永田さんはこれまでの経験を元にした構築作業の自動化に取り組んでいるお話を「地道にAWS構築自動化に取り組んでいるお話し」として話をしてもらいました。

グラフィックレコーディング〜構造化のコツ〜

議論を構造化して、可視化するテクニックであるグラフィックレコーディング。この日は「構造化」にフォーカスし、和田あずみさんたちにワークショップ形式で実際に手を動かして構造化するとはどういうことか?を体験する場を持ちました。

ワークショップの様子はDevLOVE関西のFacebookページでも見ることができます。

『ShareWis』のサービス開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
この日は「学ぶ希望が見つかる場所をつくる」をミッションにShareWis(シェアウィズ)を開発、提供しているシェアウィズの辻川さんに「EdTechサービスを4年間やってみて気づいたこととこれから」を、また国平(@Kuchitama)さんに「ShareWisの文化を支えるエンジニアリング」という話をしてもらいました。

3月〜6月

リモートワークの現場の知恵

DevLOVE関西で過去2回実施しているリモートワークをテーマに粕谷(@daiksy)さんに「なぜチャットツールには絵文字補完機能があるのか」というセッションをしてもらいました。
その後はリモートワークをやっているグループ、まだ経験したことがないグループで、「リモートワークのよかったところ、むずかしいところ」「リモートワークを導入するにあたって、個人、組織それぞれで不安に感じているところ」などをテーマに知見を披露し合いました。

myThingsを通じてIoTの一端を知ってみる

myThingsを通じてIoTの一端にふれてみるハンズオンでした。
こんな感じでRaspberryPiを用いたハンズオンだったので参加者の皆さん、楽しそうに手を動かしていました。

難しそうな「情報設計」に実際にふれてみる

知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である「情報アーキテクチャ (Information Architecture)」について山下 一樹さんにお話してもらいました。その後は、情報設計のコツなどを体験する簡単なワークショップをしてもらいました。

スクラム現場ガイド出版記念。現場の物語を共有しませんか?

スクラム現場ガイドの翻訳者の1人である原田 騎郎(@haradakiro)さんと共にほぼQ&A、ディスカッション形式で進んだ場でした。

サイボウズの開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
サイボウズさんのプロダクト「kintone」。その開発チームのKAIZENの文化、品質に関する現場の取り組みを三苫さん、酒井さん2人のエンジニアに語ってもらいました。

技術選択の難しさ、指針を考える

どの現場でもほぼ出くわすことになる技術選択の難しさ、指針というテーマで、後藤 知宏(@mkkn_info)さんには「フロントエンドエンジニアがみる生存戦略入門 〜 なぜ我々は学び続けるのか 〜」を、足立さんには「10年目の大変更。シェアNo.1が新しい技術を選択する時。」をお話していただき、その後は、それぞれの現場のコンテキストに応じた対話をして悩みを話したり、それに対する知見を伝え合ったりしました。

それぞれの現場におけるチームづくりの試行錯誤

「どうやってチームを作るか?」「どうやってチームを育てていくか?」について、それぞれの現場…事業会社におけるサービス開発、受託開発、現場コーチからの視点…での試行錯誤の話をしてもらいました。
その後は参加者からの質問を「3人ならどうするか?」と意見を出し合う場となりました。



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