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仕事が10倍速くなる最強の図解術[読書感想]

投稿日:2007年9月1日 更新日:


仕事が10倍速くなる最強の図解術

報告書やプレゼン資料を作成する際に、図解化することで抜けや漏れが無いか(MECE)、また説得力のある論理構成になっているか?を確認し、質の良いものを造り出しましょうという内容の本です。
※見栄えが良くなるレイアウトやキレイな図の書き方の類の本ではありません。

著者の開米 瑞浩 さんの記事は雑誌等で何度か読んでいたので、手にとってみました。
目次はこんな感じです。

■第1章 「図解」でスキルアップ(「デキる人」は図で考える
図解が必要な理由を整理する ほか)
■第2章 図解の基本はマトリックス(最初の一歩はマトリックスから
テーブル型対座標平面型 ほか)
■第3章 ビジネス・フレームワークを図解せよ(目標のある行動を考える 事故の予防や処理を考える ほか)
■第4章 文章を読み解く図解の作法(文章のままでは百回読んでもわからない ステートメントに分解せよ ほか)

文章はマトリックスで解読する

文章で書いていると、論理的なおかしさ(本書では「間違いでは無いが、意識的/無意識の隠蔽」とあります)に気付かないことがあります。
それをマトリックスなどの図解に当てはめていくことでMCSE的な問題点等が見えてくるということです。

具体的例は本書を読んでもらうと良いでしょう。
全部本書のようにうまく当てはまるとは行きません(うまくいくのであれば人生苦労はしませんが・笑)が、それでもかなり整理出来るのでは?と思う内容です。

これを意識して他の人の文章や読んでいると無意識のうちに頭に図解され、その一部が欠けていたり、これって同じ事を言っているのでは?とMECEで無い部分を見つけやすくなりました。

主張は1つ、理由は3つ

プレゼン系でよく言われていることですが、主張1つに対し、理由を3つ述べるとことです。

会議やディベートで「言いたいことは**です。その理由は以下の3つです」と持っていきますが、その理由3つが弱かったり、「お前、それ3つとも同じこと言うてるやん」ではあかんということです。
本書ではその3つをもれなく、だぶりなく…これも有名なフレームワークMECEです…構築し、また抽象化のレベルを合わせることで良いロジックツリーを構成しましょうというものです。

文章を読解・図解するための4S手順

4Sとは、Statement・Sticky note・Sequence・Summaryです。

まず短い文章に分解し、それを付箋紙に書き出します。
で、その順番をああでもない、こうでもないと考えます。
最後にそれを眺めて要約します。
これで文章を解読しようというものです。

人間が同時に記憶、把握、考えれる数は7つ(±2)とよく言われます。
それ以上は紙に書き出したりして整理する必要があります。
で、その時にただ単に文字の羅列(買い物メモとかならそれでも良いですが)では、手順なんかに漏れがあったりします。その時にこういう図解を知っておくとすごく良いと思いました。

繰り返しですが、本書では図解のテクニックでは無く(もちろんそれも書いていますが)、その図解することで、論理的に考える力を強くしましょうというのことを書いています。

1回読だけではなく、読んで→実践→読んで(また新たな発見)→実践が出来る良書です。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo via Visual hunt

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ギルドワークスの現場コーチ。
「正しいものを正しくつくる現場を増やす」ことを目指している現場コーチ。認定スクラムマスター(CSM)。
様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至る。
DevLOVE関西を主催。