年別アーカイブ: 2021年

2021年のふりかえり

ギルドワークスとの関わり方を変えた

2021年6月末で、ギルドワークスの取締役を退任します | サウスポーなエンジニアの独り言が、2021年で一番大きな出来事です。2014年4月に仲間と共に立ち上げてから7年以上、「正しいものを正しくつくる」に自分なりに取り組んできました。それを少し違う形にしました。

その後は、主に個人事業主として活動しており、これまでギルドワークスで関わりのあった現場、新しくお声がけいただいた現場の支援を引き続きやっています。
2020年以上に2021年は”組織の変化”をテーマにした支援になることが多かったように思います。

引き続き、組織やプロダクトチームを広く支援していくので、ちょっと話を聞いてみたい、相談してみたいという方はお気軽にお声がけください。

雑談を多くした

2020年からやっていました(2020年のふりかえり | サウスポーなエンジニアの独り言)が、引き続き2021年も雑談しました。

月1回など継続して雑談する関係の人も増えており、リアルなコミュニティなどで深く話す機会が少なくなっていた私にとって、いろいろな考えを知ったり、自分の考えを壁打ちしたり、時には化学反応が起きて新しい概念が生まれたりと有意義な時間になっています(付き合ってくれているみなさん、ありがとうございます)。

サイドプロジェクトを1年間やってみた

ちょっとした縁があり、知人3人でちょっとしたサイドプロジェクトをやってみました。
基本的に”毎週土曜午後2時間”というタイムボックスの中で、ユーザーインタビューをしたり、プロトタイプを作ったり、実際に運用してみたり、ドッグフーディングしたり、また別の仮説を検証してみたり…としていました。

成果が出ているとは言えませんが、バックグラウンドが違うし、価値観も少し違うけど、ちゃんと議論して前に進んでいて、とても面白い経験になっています。

勉強やカンファレンスでの発表




上記以外にもクライアント先でのプライベートセミナーなどもいくつかありました。
が、それでも一時期比べるとだいぶ減っているなぁと改めて実感しました。

読書数

読書数は61冊で、2020年と同程度でした。
読んでいる本の傾向としては、アジャイルに関すること以外にも「組織づくり」「問いの立て方」「コーチング」といったテーマの本がより多くなってきたように思います。

2022年は?

まずは、1月のRSGT2022で、「いい感じのチーム」になるためにやることをお話します。
現地に行くつもりですので、見かけてたら気軽に声をかけてくれるととても嬉しいです。

また、今後、より関わっていきたい方向性も見えてきているので、そちらに取り組んでいきたいと考えています(そんなにこれまでと大きく変わるわけではないですが)。

というわけで、2022年もよろしくお願いします。

Photo by Markus Spiske on Unsplash

「あらゆるものは変わり続ける」ことに向き合うのがAgile

朝(というか3時半)に散歩しながら思ったことを雑に書く

Agileの考え方の特徴の1つに「あらゆるものは変わり続ける」というのがあると感じる。「”変わらないものはない”ということだけは変わらない」みたいな(もちろんその”変わる”頻度、度合い、間隔は様々)。

んで、人は本能的に、変わりたくない生き物っぽく、不安定を嫌い、安定していたい。
それに対して「あらゆるものは変わり続ける」ということを前提に置くのがAgileの特徴の1つ。

それって、大げさに言うと「人の本能に抗おう」としているようにも思える(そんな要素はないけど、そんな構図になってそう)。
だからこそ、もう1つの人の本能的なものである”楽しさ”や”自分事”みたいな個人のモチベーションに関係ある要素もAgileの特徴にあるんじゃないかなと思う。
不安(不快なレベルな時もあるだろう)に感じることが多い”変わり続ける”ことに向き合っていく時に、楽しく感じられないと続けられないことが多いんじゃないかなと。

もしかしたら自分自身も「楽しい」と思い込むことで、この変わり続けることに向き合えているのかもしれないなぁと感じた。

2021年6月末で、ギルドワークスの取締役を退任します

2021年6月末で、ギルドワークスの取締役を退任します

ギルドワークスでの思い出

2014年4月に市谷さん、上野さん、増田さんとギルドワークスを立ち上げました
4月1日(エイプリルフール)ということもあって「冗談でしょ?」と何人かから言われたのは今となっては良い思い出の1つです

本格的なリモートワークも初めてだったし、クライアントにアジャイルコーチ(自分たちは現場コーチと呼んでいる)として関わるのもほぼ初めてで、本当に多くのことを実験しました

“正しいものを正しく作る”や”越境”などは共通的な価値観として持っていましたが、それをどうやっていくか?というのはそれぞれ違っていたりし、たくさんぶつかったりもしましたが、どれも多くの学びがありました

“対話すること”を大切さにしていたので、頻繁に合宿したのも良い思い出の1つです(ギルドワークスだけの合宿だけでなく、クライアントと一緒に合宿をしたことも何度もありました)

これからのこと

ギルドワークスとの関わり方はこれまでとは変わりますが、今の現場は引き続き、現場コーチとして関わっていきます

当面は個人事業主としての活動し(いい機会でもあるので)活動の幅を広げたり、可能性を探ってみようと考えています(なのでお気軽にお声がけいただけると嬉しいです)

これからもよろしくお願いします

Regional Scrum Gathering Tokyo2021 に参加してきました #RSGT2021

もう4週間前になりますが、Regional Scrum Gathering Tokyo2021(#RSGT2021)に参加してきました
今回はハイブリッド開催でしたが、これまでとは違う楽しみ方を見つけることができました
この状況で、開催してくれた実行委員会のみなさん、スタッフのみなさんありがとうございました

こういう話をしてきました

組織がアジャイルになっていく道を歩んだ時、「少しだけうまくやれたこと」と「うまくやれなかったこと」“というお話させてもらいました
とてもとてもありがたいことに5年連続でRSGTでお話する機会をもらっています(投票してくれているみなさん、ありがとうございます)
今回は”組織”にフォーカスした自分の経験をお話しました

1つのチームにとどまらず、組織をよりいい感じにしようと活動する、している人にとって何か役立てば良いなと思っています

ハイブリッド開催だったRSGT2021での過ごし方

私は1,2日目は東京に行き現地で参加、3日目は朝一に大阪に帰り、自宅からオンラインという参加のスタイルにしました

現地では(それほど多くなかったものの)久しぶりな方々と話をすることができました
それにいろいろな人がアイデアを出して、実験をしていく中で、オンラインとオフラインが溶け合っていくような感じ(Discordに「廊下」というチャンネルができたり、会場の廊下の様子をオンラインに流したり)がしていました
また夜遅くまでDiscordのいろいろなチャンネルで会話が発生していて、これまでRSGTが終わった後にあった”中華”と似たような雰囲気を感じることもできました

RSGTが終わった後の過ごし方

ハイブリッドだったこともありセッションの録画を観ることができます
しかも、RSGTのチケットを持っている人と一緒であれば、他の人たちも見ることができます

関わっているある現場では、一緒にセッションを見て「自分たちの現場でどう活かせるか?」といった話をしています
また別の現場では「ウォッチパーティー」と呼び、ほぼ毎日のように視聴会が開かれています
このウォッチパーティーでは感想などを共同ドキュメントに書き込んでいくスタイルを取っているのですが、これがまた見終わった後の感想戦をとても豊かにすることに効果的なようです

クライアントの経営者が参加してくれたこと

前回のRSGTに参加したクライアントのチームから、今回さらに多くの人が参加しました
それと同時にその組織の経営者が現地で参加してくれたことがとても嬉しかったです

「よく紹介してくれる本や自分の会社で見るチームの様子とはまた違った角度のいろいろな現場の話や熱気、大切にしている価値観のようなものを感じることが出来てよかった」という感想をもらいました

次回のRSGT2022がどのような場になるかわからないですが、同じでも違っていてもここに集う人達とならいろいろ実験をして、学び、楽しむことができそうと思えるRSGT2021でした