投稿者「yohhatu」のアーカイブ

Regional Scrum Gathering Tokyo2019の感想(1日目) #RSGT2019

Regional Scrum Gathering Tokyo

Regional Scrum Gathering Tokyo(以下 RSGT2019)に参加しています(このブログは3日間あるギャザリングの2日目の朝に書いています)。

参加はRSGT2017RSGT2018に続き、3回目です。

1日目の感想

セッション

Gabrielle Benefieldさんの基調講演「Outcome Delivery: delivering what matters」でのメビウスループの話は「やっぱりそうだよね」と強く思いました。
自分達ギルドワークスの「正しいものを正しくつくる」の実現するための1つの手段である仮説検証型アジャイル開発とも通じるものを感じました。

他にも支援しているエウレカさんのカンバンの話やDevLOVE関西などでもよく話してくれる椎葉さんの話など現場で実践した話をいろいろ聴けました。

Coaches’ Clinic やっていました。

セッションの合間にコーチに1on1で相談できるというコーナーがあり、そこに少しお手伝いしていました。
それぞれの現場の課題やいろいろ考えていることにふれる機会も貴重でした。

2日目は「ファシリテーションの難しさと楽しさ」というタイトルで話します。

先に公開しているスライドです。

2日目の最後のあたりの時間帯でアジャイルやスクラムの話はみんなお腹いっぱいになっていると思い、そのあたりの話はほぼなく”ファシリテーション”にフォーカスしています。

Scrum Festa Osakaやります

2019年2月22日(金)・23(土)にScrum Festa Osakaというイベントを開催します。
(あまり貢献はできていませんが、実行委員会に名を連ねさせてもらっています)

Scrum Fest Osakaはスクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。この2日間を通じ、参加社同士でスクラムやアジャイルプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。

Scrum Festa Osaka が立ち上がるまで

思い返せばRegional Scrum Gathering Tokyo(RSGT)2018の前夜祭で「関西でもやろうよ」と声があがり、その場でSlackが作られたのがきっかけでした。
それからほぼ1年以上経ち、次のRSGT2019の開催より遅くなりましたが、開催することができそうです。

ここに至るまで本当に多くの方々の協力なしにはできなかったと思います(まだ終わっていませんが)。
実行委員会設立においてはスクラム道関西運営メンバー、またスクラムギャザリング東京実行委員会、中でも川口さんには何度もMTGにも参加いただいたり、これまでRSGTを運営してきた知見などを含め、貴重なアドバイスをいただきました(ありがとうございます)。

また素敵なロゴもJUNBOwさんに作っていただきました。

Scrum Festa Osakaの特徴

タイムテーブルにあるように2日間、2トラックの構成です。

これらのセッションは応募のあった78個ものプロポーザルからそしてみなさんの投票などで決まりました。
第1回目にもかかわらず、こんなにも多くのプロポーザル、ありがとうございました。
残念ならが採用できなかったプロポーザルも魅力的なものが多いので、ぜひ、社内外での勉強会などの場で発表できるといいなと思っています。

セッションは、平鍋さんなどアジャイルの黎明期から活動されてきた方から、今まさに現場でScrumを導入しようとしている方まで、まさに初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が話します。
おそらくどのセッションもその人が経験し、血肉となっていることを話してくれると思います。

1日目の終わりにはネットワーキングパーティーの場があります。
1日目のインプットを踏まえて、その夜に参加者同士で意見を交わし、2日目に新たなインプットをすることで、より深い理解や考えができるのでは?と考えています。

参加するにはどうしたらいいのか?

2月1日から発売予定のStandardチケットをこちらでお買い求めいただければと思います。
(なんとタイミングの悪い日に公開したエントリでしょう)

2018年のふりかえり

2018年のふりかえり

2018年は総じてどんな年だったか?

Five Fingerでいうと4というところです。

ギルドワークスとして

2018年のニュースやお知らせは全部で38本でした。

4月にロゴを変えたり(GuildWorksロゴのご説明)、「開発組織2.0」「いきなり最強チーム」「タイガーリープ プログラム」のように、これまでやってきた提供しているサービスや事業をよりわかりやすくし、より届けたいという狙いでそれぞれ個別の紹介ページを作ったりしました。

また、自分達もよく使っている仮説キャンバスオンラインツールの提供も開始しました。

現場コーチとして

ありがたいことに2018年も多くの現場から声をかけていただきました。久々に関西の現場でガッツリさせてもらったり、これまでとは少しコンテキストの違う現場やチームを知ることができました。
現場がいろいろと学んで自立できコーチがいらなくなった現場もあれば、期待のすれ違いでうまくいかず終わったものもあります。

またコーチを2人でやるパターンが何度かあり、お互い学ぶことが多く貴重な経験になりました。

ペアコーチングノススメ
Agileコーチと歩んだ学んだ3つのこと – @kajinari – Medium

印象として「アジャイルをやるために相談したい」の対象が少し前とは違ってきているように感じています。
相変わらず「開発チームを」というのは一定数ありますが、最近は開発チームにとどまらず「プロダクトづくりをアジャイルにやっていきたい」というご相談が増えてます。

そして実際に現場支援を始めるとアジャイルな度合いの高いプロダクトづくりのための組織の構造や組織運営をどうしていくか?などに向き合う割合が多くなっています。

個人として

読書

読書は86冊(2018年の読書グラフ)でここ数年で一番多かったです。
電子書籍の割合が大きくなっています。

勉強会やカンファレンスなどで発表したスライド

2018年はこんなことを話しました(他にも公開できないプライベートセミナー的なものもいくつか)。

Regional Scrum Gathering Tokyo2018(Regional Scrum Gathering Tokyo2018に参加してきた #RSGT2018 – サウスポーなエンジニアの独り言)

Backlog World | プロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典

DevLOVE関西でタスクマネジメントについて話してきた #DevKan – サウスポーなエンジニアの独り言

DevLOVE関西のこと

2018年は27回実施しました。
話し手の皆さん、会場を貸してくれた皆さん、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

越境し、現場を前進させるための人の巻き込み方
関西の地で現場を前進させんとする者達の話
リーンスタートアップで事業を駆動している者達の事例
人が自ら考え、判断し、行動するように成長をうながすフィードバック
モブプログラミングを実践してみよう!! 〜アジャイルモンスターのモブプロ入門〜
あるエンジニアがプログラムを紡いでいく様を見てみる
ユーザーストーリーマッピングを使って、要求の全体像を把握しよう
カイゼン・ジャーニー / たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで (発刊イベント)
プロジェクトの組み立てに悩むリーダーのための 本当に使える開発プロセス(ダイジェスト版)
“個人のタスクマネジメント”のコツや悩みを話す場
モブワークをやってみる
カンバンによるムダのカイゼンの事例
現場の問題をみんなで話し合って、現場の前進の一歩とする
デビューの遅かったエンジニアの自分戦略
UXリサーチ手法#5「ジャーニーマップ」早わかり講座
”効率が良い”を考えてみる〜フロー効率性とリソース効率性のお話〜
Sansanの開発の現場
KPT以外のふりかえりのやり方を話してみる 〜現場改善の四方山話〜(DevLOVE関西番外編)
それぞれの現場を変えようとしている者達の話〜越境者の活動談〜
アウトプットを習慣化しようとしている人たちの話
KPT以外のふりかえりのやり方を話してみる #2 〜現場改善の四方山話〜(DevLOVE関西番外編)
UXデザインのはじめの一歩を体験しよう! ユーザーインタビュー、ユーザー心理分析の基本
継続的インテグレーション(CI)・継続的デリバリー(CD)のお話
ScrapboxやGyazoを生み出しているNOTAの開発の現場
Engineering Manager を語ろう
現場でレガシーコードに立ち向かっている者達の話

自分がきっかけになるより誰かの現場の話題や関心ごとから開催に至ったものが例年に比べて多かったようです。

というわけで、また2019年もよろしくお願いします。

自分なりのRSGTの楽しみ方

これは、Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2018の19日目の記事です。
このエントリでは自分なりのRSGTの楽しみ方を書いていきます。

ギルドワークスで現場コーチとしていろいろな現場の変化、改善を支援している中村 洋です。
前日は鈴木啓太さんのAgile Development Center の取り組み 〜アジリティ高くサービスをデリバリするために〜というお話でした。

私は2日目に「ファシリテーションの難しさと楽しさ」というタイトルでお話します。
また3日とも会場をうろちょろしていると思いますので見かけたら気軽に声をかけてもらえると喜びます。

自分なりの楽しみ方

裏セッションの同士での再演セッション

2年前の牛尾さんとRochelle Koppさん、1年前の絹川さんと自分の裏セッションのいずれも「どうしても聞きたい!」と思うものでした。

そのどうしても聞きたい!という想いが高じて、声をかけてセッションをほぼ再演してもらうということをしました。
2年前のRochelle Koppさんには1日目のネットワーキングパーティの隅でお互いのセッションでどんなことを話すのか?それぞれどう思うのか?といったディスカッションをしました。
1年前の絹川さんもお互い話し終わった後にホールで同じ様なディスカッションになりました。
いずれも丁寧に話ができ、かつ、深い会話ができて有意義な時間でした。

Coaches’ Clinic での学び

(今回もあるとは思いますが)アジャイルコーチに相談できるCoaches’ Clinicというコーナーがあります。様々な経験を持ったアジャイルコーチが1on1形式で相談者の困り事の相談に乗り、時にはアドバイスをするという場です。
セッションでインプットをした後は、ぜひアウトプットの1つとしてCoaches’ Clinicを使って、現場の相談をしてみるのはいかがでしょう?

もちろんCoaches’ Clinic以外でも、セッションの合間や時にはセッション中にホールでは、休憩中の参加者やアジャイルコーチ達がいろいろ立ち話をしています。こういう立ち話に耳を傾けたり、輪の中に入り、自分の考えを話してみるというのもいい経験になります。

いろいろな人を引き合わせる面白さ

一緒に現場コーチの支援先のスクラムマスターなども参加しています。そんな彼ら彼女たちに他の現場で活動しているスクラムマスターやアジャイルコーチを紹介するのも、また違う化学反応のきっかけになることがあるので、面白さがあります。

そこでの出会いをきっかけに刺激を受け、自分の現場に何か持ち帰ってもらえるといいなと思っています。

まとめ

RSGTは、公式サイトにもあるように「学びの場」です。
もちろん様々なセッションも学びになりますが、それ以外にも場の至る場所に学びの機会は散りばめられています。
そんなRSGT2019を私も心待ちにしています。

明日はKenta Sasa さんのお話です。

unsplash-logoSimon Maage

DevLOVE関西でタスクマネジメントについて話してきた #DevKan

DevLOVE関西“個人のタスクマネジメント”のコツや悩みを話す場で「リズムを作ってやる自分なりのタスクマネジメントの話」を話してきました。

言いたかったこと

タスクが積み上がってくると、時間も気持ちも余裕がなくなっていき、「どうやったら効率良くこのタスクを片付けることができるか?」と”やること”を前提に考えがちです。

しかし、落ち着いて一歩引いて見てみると、積み上がったタスクの中には、しなくてもなんとかなるものもあります。
少なくとも”今すぐ”でなくてもそれほど困らないものはけっこうあります。

まずは”やらないとどうなるか?”を小さく実験して、何が起きるのか観察してみることで、いらないタスクを見つけることができるかもしれません。

発表を終えて思い出したこと

発表ではデジタルツールの話しかしませんでしたし、付箋やA4の紙にタスクを書き出して消し込んでいくというアナログな運用もしています。

自分のデスクで仕事をする時にはA4のメモ用紙にタスクを書き出してやることが多いです。
ポモドーロをやっている時に思い出したものは(Trelloではなく)、手元にある紙に書いてすぐにそれまでやっていたタスクに戻ります。
そしてそのポモドーロが終われば、(目安として)15分以内に終わりそうなものはそのままやりますし、そうでなければTrelloにcardとして記録しておきます。

このあたりはアジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門の内容を応用しています。

このA4に書いていく+ポモドーロテクニックの組み合わせは自分なりのリズムづくりになっています。
すぐにするタスク達なので、自分だけにわかれば良いという乱雑な感じで書いていますし、それをリズム良く、ペンでシャッと消す感覚が自分の仕事のエンジンがかかる一因にもなっています。

Trelloの話

松尾さんもTrelloのお話をけっこうされていましたが、自分なりのTrelloの使い方などです。

Chrome拡張

  • Scrum for Trello:cardに見積時間、実績時間を入力することができるようになります(デフォルトだとプランニングポーカーで使われるフィボナッチ数列)。
  • Card Color Titles for Trello:ラベルの名称を表示してくれます。
  • CardCounter for Trello:それぞれのlistのcardの枚数を表示してくれます。

PowerUPS

Card Aging はちょっと変わり種で、放置されているとcardが”ボロボロ”になっていくエフェクトがかかります。

ステージ(Trelloではlistと表現)

  • いつかやる
  • 来週やる
  • 今週やる
  • 今日やる
  • 今やっている
  • もう終わった

「来週やる」「今週やる」は見積もった時間が週の働く時間を越えていないかチェックしています。
「今日やる」は見積もった時間が週の働く時間を越えていないかチェックしています。

Regional Scrum Gathering Tokyo2018に参加してきた #RSGT2018

2回目のRegional Scrum Gathering Tokyo

前回に引き続き、Regional Scrum Gathering Tokyoに参加して、【「ふりかえり」の始め方と続け方】というお話をしました。

前のセッションと休憩なしで連続、かつ、20分という短い時間だったのでHowのテクニック的な面の話が多くなりましたが、”ふりかえり”など、自分達のやり方をよくする余地はいろいろあります。

そういうことを考えるきっかけに少しでもなれば幸いです。

印象に残ったことなど

  • 1、2日目の基調講演、両方とも心に沁み込んできた。Richard Sheridanからは「(本にも書いているけど)実験することの大切さ」を、2日目の河野さんからは「自分で作ったものが世界を変えていく楽しさ」をそれぞれ受け取った
  • デブサミやらで色々お世話になっている岩切さんから「久しぶりに会ったけどすごく表情がよくなっているね」と言われたこと(3日目の岩切さんの話は残念ながら聞けなかったので、そのうちご飯でも食べながら聞かせて欲しい)
  • ネットワーキングで、現場支援先のスクラムマスター数人にちょっとネジが跳んでいる(※褒め言葉)人達を引き合わせることができた
  • 前回に続いて「Coach’s clinic」(コーチに相談する場)に相談される側で参加したこと。自分のやっていることが少しでも役に立ったのであれば幸い
  • 相変わらず運営がスムーズ、かつ、ホスピタリティ溢れるものだったこと。実行委員会、スタッフのみなさん、ありがとうございました

最後に

Regional Scrum Gathering Tokyo 2019もスピーカーで参加したいなと強く思いました。

どんなニーズがあるかわからないけど、東京だけでなく関西とかでもこういう場を作っていきたいなと思いました(DevLOVE関西はそういう場の1つだと思うけど少し違う感じで)。

2017年のふりかえり

2017年のふりかえりです。

2017年は総じてどんな年だったか?

5段階なら4という感じです。

ギルドワークスとして

「正しいものを正しくつくる」という旗を掲げて活動しているギルドワークスとして、そこにより向かうためにいきなり最強チーム仮説検証型アジャイル開発などを公開しました。

また情報発信という意味ではなかなかできていませんでしたがギルドワークスアドベントカレンダーをコンプリートできたことも大きかったです。

現場コーチとしては、引き続き、クライアントにも恵まれました。順調に成長して卒業した現場もあったり、新たな現場支援をお声がけいただきました。

個人として

2月に人生初の入院をしたり、個人プロジェクトを断念したりと少し凹みもありました。
一方、DevLOVE関西の活動も例年通りできましたし、個人としても色々発表できました。

2017年後半は意図的に人と会うことを増やしたりして、自分の考えの枠を変えたり、引き出しを増やしたりする活動もできてきました。

勉強会などで発表したスライド

2017年はこんなことを話しました。

Regional SCRUM GATHERING Tokyo(Regional SCRUM GATHERING Tokyoに参加してきた)

Agile Japan 2017 大阪サテライトでのLT

DevLOVE200 Bridge

KANJAVA PARTY 2017 !!!(KANJAVA PARTY 2017 !!!で「DevLOVE関西からギルドワークスへの越境」を話してきました。

Geeks Who Drink in Tokyo-Agile Team Edition-

ギルドワークスのイベント

「正しいものを正しくつくる」とは何か

プロジェクトの全体像をみんなで考える「インセプションデッキ」

DevLOVE関西のこと

2017年は20回開催しました。2016年は21回だったので、ほぼ同じ数を開催できました。
話し手の皆さん、会場を貸してくれた皆さん、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

2017年は久しぶりに大きなイベント【DevLOVE関西2017 commitment 〜”何”にコミットするのか?〜】を開催できました。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 報告会 (スクラム道関西共同イベント)
マネージャーによるメンタリングの話
プロジェクトマネジメントの勘所
リンスタ関ヶ原 (新大阪の変)
自分のメンタルモデルに気づく
自分の生産性と組織の生産性を向上するための8つの習慣
How to Energize People: Management 3.0ワークショップ体験
デザインリニューアルの難しさ
自分戦略〜CTO編〜
現場を前進させる若者たちの話
ドローンやGPSとGIS(地理情報システム)で、次世代サービスを考えてみる
モブプログラミングをやってみる
ビジネスマンを「めんどくさい」から解放する【RODEM】の開発の現場
「心理的安全性」のことに思いを馳せてみる
シリコンバレーから学ぶサーバントリーダーシップ
「現場で役立つシステム設計の原則」読書会(第1回)
製造業の現場での反復開発の事例
大きなSIerの中で「アジャイル開発で飯を食う」までの歩み
「グラフをつくる前に読む本 一瞬で伝わる表現はどのように生まれたのか」を語り尽くす
DevLOVE関西2017 commitment 〜”何”にコミットするのか?〜

2018年1月に越境し、現場を前進させるための人の巻き込み方関西の地で現場を前進させんとする者達の話があります。

2018年はどんなことをするか?

ギルドワークスとして

5年目になるので、これまで積み重ねてきた学びをより伝わりやすく言語化していく活動に力を入れていくとともに、新たな発見が得られるよう、より越境していきたいと思います。

個人として

DevLOVE関西を続けつつ、機会をいただければ積極的に話していきたいと思います。
嬉しいことに1,2月で話す機会をいただけています。
1月:Regional Scrum Gathering Tokyo 2018での「ふりかえり」の始め方と続け方
2月:Backlog World | プロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典での「アジャイル開発でのデジタルツールとアナログツールのバランス(仮)」

2017年はやりきれなかった個人プロジェクトを何か1つでも形にできればと思います。

というわけで、また2018年もよろしくお願いします。

Photo on VisualHunt

RSGT2018のプロポーザルを出した #RSGT2018

Regional Scrum Gathering Tokyo 2018に2つのプロポーザルを出しました。

Regional Scrum Gathering Tokyoとは?

Regional Scrum Gathering Tokyoは、スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。講演やワークショップ、そして参加者同士の交流を通じて、世界最前線の情報から日本の現場での工夫まで多くの知見を得られます。
(公式サイトより)

プロポーザルを読んで興味があれば、セッションに投票してもらえれば嬉しいです。
他にも興味深く、ワクワクするプロポーザルが並んでおり、それを眺めてみるだけでも、何かヒントを得られることもあるかもしれません。

前回RSGT2017に参加したのですが、色々な人の話を聴き、軽い感じから深い感じまで様々なディスカッションができるのがこのRSGTの良さの1つだと思っています。
しかも、これまで2日間でしたが、今回は3日間(3日目はOpen Space)ということもあり、前回以上に得られるものが多そうだと期待しています。

2人のアジャイルコーチが語る、とある現場支援の回想録

ヌーラボでアジャイルコーチをやっている@ikikkoと2人で話します。

このセッションでは、ある現場の社内アジャイルコーチと、その現場を外部から支援するアジャイルコーチ、2人のアジャイルコーチの視点でお話します。

社外のアジャイルコーチに支援してもらうとき、支援した方・された方、片方の視点からの事例を聞くことはありますが、案外双方の立場からの意見を聞くことは多くありません。ですが、ある一場面をとっても、お互い見えているものや感じていることは違うはずです。

本セッションでは、社外のコーチにチームの支援を最初に相談した時・改善の踊り場に来た時といった各場面で、双方のアジャイルコーチは何を見てどんな行動を起こし、どういう結果となっていったかをお話します。

「ふりかえり」の始め方と続け方

このセッションでは、アジャイルコーチとして様々な現場のふりかえりを観察、ファシリテートしてきた経験から得た“ふりかえり”の始め方と続け方をお話します。

”ふりかえり”の目的は大きくは以下の2つです。

自分達の仕事のやり方をもっとうまくできるようにすること
(うまくできるやり方を考えるために)仕事の手を止めて立ち止まること
この目的を実現するために様々なことにファシリテートするスクラムマスターは意識することがあります(できれば参加者全員が)。

どのようなデータを収集すればよいか?
どういう話し合いのやり方をすればよいか?
継続的にうまくできるように気をつけることは何か?
また以下のような”ふりかえり”あるあるに出会うこともあります。

ふりかえりといえばKPTとばかりに同じやり方をしてマンネリしてしまう
うまくできるようにするアイデアが実行されない
なんとなく続いているんだけど効果がわからない
このようなトピックをお話することで、みなさんのふりかえりをよくするヒントになればと思います。

以下の”ふりかえり”について話したような内容をUpdateしてお話できればと思います。

最後に:ギルドワークスはSilver Sponserです

仮説検証型アジャイル開発いきなり最強チームといったサービスで「正しいものを正しくつくる」を果たそうとするギルドワークスはRSGT2018のSilver Sponserとして協賛しています。

いろいろな現場の実践者の方々と出会え、話ができるのを今から待ち遠しく思っています。

KANJAVA PARTY 2017 !!!で「DevLOVE関西からギルドワークスへの越境」を話してきました。 #KanJavaParty

KANJAVA PARTY 2017 !!!でお話してきました。

お話をいただいた時に「最近、Java書いていないし、何話せばええんやろうなぁ」と少し困っていたのですが、DevLOVE関西というコミュニティとギルドワークスが価値にしている越境を軸にお話しました。

エモい成分が高く、抽象的な話ですが、タイムラインを見ると、何人かには印象的だったみたいです。

お声がけいただいた関ジャバの皆さん、聞いてくださったみなさん、ありがとうございました〜

Regional SCRUM GATHERING Tokyoに参加してきた #RSGT2017

初めてのRegional SCRUM GATHERING Tokyo

Regional SCRUM GATHERING Tokyoに初めて参加して、発表してきた。

余談。このスライドを作るために直近の3連休をほとんど使ったけど、そうさせてくれた家族に感謝。

印象に残ったことなど

  • 2日間(前日の準備なども入れると3日間)とも運営がスムーズ、かつ、ホスピタリティ溢れるものだったこと。実行委員会、スタッフのみなさん、ありがとうございました。

  • ロッシェル・カップと「明日、同じ時間に話すので、似たようなテーマで興味があるのにお話聞けないのは残念ですね」→「じゃ、先にお互いスライドを見せて意見交換しましょうよ」の流れで、1日目の夜に、お互いのスライドや話す内容の意見交換をして、フィードバックをもらったこと。だいぶ刺激になったし、、もっと話したいと思った。

  • このようなカンファレンスにほぼ初めての参加という、クライアントの若手(1人で来ていた)にスピーカーやスタッフなどを紹介したこと。

  • 「Coach’s clinic」(コーチに相談する場)に相談される側で参加したこと。自分のやっていることが少しでも役に立ったのであれば幸い。

  • 聴いたセッションはどれも面白かったけど、色々な人との議論が楽しかったし、考えの整理や新しいやり方、考えを得られた。

  • そしてこれ。

Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2018もスピーカーで参加したい。

【資料公開】アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦

Regional SCRUM GATHERING Tokyoでお話した「アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦」の資料です。

現場コーチとして、組織にアジャイルなカルチャーを広めていく時の壁に関する事例・経験・道具箱(プラクティス)をザッとお話しました。
かなり詰め込んでしまった(45分で122ページ)ので、深く話しきれないこともありました。
関西/関東、勉強会/企業問わずお声がけいただければお伺いしますのでTwitterFacebookなどでお気軽にお声がけください。

まとめは以下です。

2016年のふりかえり

2016年をふりかえってみます。
DevLOVE関西のことは2016年前半のDevLOVE関西の活動記録2016年後半のDevLOVE関西の活動記録に書いています。

2016年の目標はどうだったか?

これまでの延長線を大事にしつつ、「そう来た!?」というようなことをやっていきたいと思っています。
2015年のふりかえりではこのように書いていました。

「これまでの延長線を大事にしつつ」については、ありがたいことにギルドワークスとしても、その中の現場コーチとしてのもお声がけいただいているので、ある程度はうまくやれたかなと思っています。
一方、「そう来た!?」というのは、こと個人においては、少し停滞していて、あまりできませんでした。

勉強会などで発表したスライド

2016年はこんなことをお話しました。

ギルドワークスでのイベント「価値探索 × プロダクト開発 -ギルドワークス事例発表- in 大阪」で、現場コーチの中で仮説検証などの価値探索を現場と共にやっているか?といった内容をお話しました。

こちらはDevLOVE関西「それぞれの現場におけるチームづくりの試行錯誤」にて。現場コーチの1つのメイントピックである「チームビルディング」について、自分が考えていることや現場で気をつけていることなどをお話しました。

こちらもDevLOVE関西でですが、こちらは現場コーチの中身ではなく、これまでの自分のキャリアについてお話しました。

もう1つはEGMフォーラム「アジャイルカルチャーを企業に浸透させるには?」にお招きいただき、「アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦」というテーマで少しお話しました。
これのより踏み込んだ内容は2017年1月12日(木)・13(金)に開催されるRegional SCRUM GATHERING Tokyoでお話できると思います。

他にもDevLOVE関西カンバンを作ってみようの中で「現場でカンバンを使ってみて変わったいくつかのこと」というテーマで、カンバンを使っている現場の事例紹介をしました。

ギルドワークスのこと

「現場コーチ事業の継続」という観点では、立ち上げ当初から支援していた現場が卒業する一方、いくつかの現場から支援の相談や依頼をいただき、新しく現場コーチをスタートできています。

イベントも「価値探索カンファレンス -仮説検証型のサービスづくり-」や「越境アジャイルカンファレンス」といったギルドワークスがかかげる正しいものを正しくつくる越境というキーワードにちなんだ場を作ることができました。

コラボレーションでは、ヌーラボの中村さんと「Backlog-GuildWorksの集い」を、Atlassianの長沢さんと「Atlassian – GuildWorks 現場トーク」を、また永和システムマネジメントの天野さんとは「「ふりかえり」による現場改善の事例とその可能性」を開催しました。

その他のこと

2016年は体調的な変化がいくつかありました。幸い大きなことには今のところなっていませんが、不惑を迎えたこともあるのでもう少し持続可能な活動を意識しないといけないなと。

読んだ本はyohhatuさんの2016年の読書グラフ – ブクログを見ると79冊で、ここ数年では一番多かったようです。読んだのを見ると大きな傾向は変わっていませんが、特に後半は「組織づくり」に関する本が多かったように思います。

2017年の目標はいくつか考えていますが、軸は変わらず「正しいものを正しくつくる現場を増やす」です。
そのために、書き物などの情報発信を増やすことや、現場訪問をもっと気軽にお声がけいただいてできるようにしていきたい(これは今でもやっていますが)ので、2017年もよろしくお願いします。

Photo via Visual hunt

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年後半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは後半(7〜12月)の活動記録をふりかえってみます。
また2016年前半の活動記録もよければご覧ください。

7月〜9月

早く本物のチームになるためにすること

より早くチーム本来のパフォーマンスを発揮するために、“メンバーの特性を知る”というワークショップを行いました。

エンドツーエンド(E2E)のテストを手なづけてみる

増田(@whosaysni)さんには「Taming Robot Framework」と題し、Robot Frameworkの話をしてもらいました。
またバタール・フロラン(@shenril)さんには「ゼロから自動までテストの旅」と題し、過去2年間で、ゼロからテスト環境や社内文化を作った話をしてもらいました。

カンバンを作ってみよう

見える化の1つの手法であるカンバンに関するセッションとワークショップを長沢 智治(@tnagasawa)さんに行ってもらいました。
ワークショップでは実際にカンバンのレーンを作り、ボトルネックを計算してみるところまで行いました。

長沢さんのスライド「カンバン クイックスタート」。

プログラミングを楽しく続けるための健康Hack

良いコードを書き続け、良いプロダクトを継続的に生み出していくには健康であることも必要な条件の1つです。
一方でそのコードを産み出し、プロダクトを世に送り届けるエンジニアは不規則な生活や運動不足になりがちです。

健康でありつづけるためのヒントとして、「ヘルシープログラマ ――プログラミングを楽しく続けるための健康Hack」を訳した玉川 竜司さんと、走ることをきっかけとして、「レガシーボディの改善」のための工夫をパタンランゲージにしようと取り組んでいる懸田さんにお話してもらいました。

SIerから飛び出して、それからどうするの?

SIer→事業会社→起業と一見似ているように見える道を歩んできた者の話を聞いて、自らの「自分戦略」と向き合うという場でした。

10月〜12月

社内勉強会を続けるコツ

DevLOVE関西でも3回目となる「社内勉強会」をテーマにしたものでした。
数ヶ月前に社内勉強会を始めた人(藏さん)と数年前から社内勉強会をしていた人(佐藤さん)、それぞれの話を聞いた後は、参加者それぞれの現場で社内勉強会をするために困っていることなどを話し合うことができました。

ドメイン駆動で開発する〜初期のラフスケッチから実装まで〜

初期のモデリングを実際にどうやっているかの事例の紹介と、モデルのラフスケッチをコードに落としていく勘所をみなさんと共有することで、よりスムーズに現場に導入できるのでは?と考えました。

日々現場でドメイン駆動設計を実践している増田亨(@masuda220)さんに実践の事例と勘所を話してもらい、その後は活発な質疑応答の場となりました。

ビブリオバトルであの人のおすすめの本を知ろう

飛び入りも含めて9人の話し手がそれぞれオススメの本を伝えました。

優勝はこの「みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド」でした。

『リレーコーディング』でチームで楽しくプログラミングを学んでみよう

2016年最後のDevLOVE関西は「1人1行ずつ順番にコーディングしていき、みんなでお題を満たすプログラムを完成させる」という「リレーコーディング」というアクティビティをしました。
Pythonチーム、C#チーム(2チーム)の3チームで「Hello World」「1 〜 10の数字を表示するプログラム」「FizzBuzz」とお酒を呑みながら、ツッコミしながらという楽しい雰囲気の中、行われました。

DevLOVE関西のソーシャルリンク

Facebookページ
Doorkeeper
Twitterアカウント

Photo credit: Menlo Innovations via VisualHunt.com / CC BY

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年前半のDevLOVE関西の活動記録

2016年は月1、2回ペースで21回開催することができました。
参加していただいた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました!

このエントリでは前半(1〜6月)の活動記録をふりかえってみます。

1月〜3月

それぞれの現場で実践した【自動化】の話

コンシューマゲームの現場からプラチナゲームズの森田さん(@pg_morita)、そしてECサービスの現場からMonotaROのクツさんの2セッションを行いました。
セッションの後はダイアログでそれぞれの現場の自動化について話し合いました。

「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」の再演

DevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』で「どうしてももう1度聞きたい賞」だった「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」を久保さん(@HappyLuckyAkira)に再演でした。

「インフラエンジニアの現場における仕事と文化」のDiff

Wantedlyの坂部さん(@koudaiii)はWantedlyのインフラがどのように変化しているのか(まさにその日に変化した話も含めて)というテーマでした。
またAWSの永田さんはこれまでの経験を元にした構築作業の自動化に取り組んでいるお話を「地道にAWS構築自動化に取り組んでいるお話し」として話をしてもらいました。

グラフィックレコーディング〜構造化のコツ〜

議論を構造化して、可視化するテクニックであるグラフィックレコーディング。この日は「構造化」にフォーカスし、和田あずみさんたちにワークショップ形式で実際に手を動かして構造化するとはどういうことか?を体験する場を持ちました。

ワークショップの様子はDevLOVE関西のFacebookページでも見ることができます。

『ShareWis』のサービス開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
この日は「学ぶ希望が見つかる場所をつくる」をミッションにShareWis(シェアウィズ)を開発、提供しているシェアウィズの辻川さんに「EdTechサービスを4年間やってみて気づいたこととこれから」を、また国平(@Kuchitama)さんに「ShareWisの文化を支えるエンジニアリング」という話をしてもらいました。

3月〜6月

リモートワークの現場の知恵

DevLOVE関西で過去2回実施しているリモートワークをテーマに粕谷(@daiksy)さんに「なぜチャットツールには絵文字補完機能があるのか」というセッションをしてもらいました。
その後はリモートワークをやっているグループ、まだ経験したことがないグループで、「リモートワークのよかったところ、むずかしいところ」「リモートワークを導入するにあたって、個人、組織それぞれで不安に感じているところ」などをテーマに知見を披露し合いました。

myThingsを通じてIoTの一端を知ってみる

myThingsを通じてIoTの一端にふれてみるハンズオンでした。
こんな感じでRaspberryPiを用いたハンズオンだったので参加者の皆さん、楽しそうに手を動かしていました。

難しそうな「情報設計」に実際にふれてみる

知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である「情報アーキテクチャ (Information Architecture)」について山下 一樹さんにお話してもらいました。その後は、情報設計のコツなどを体験する簡単なワークショップをしてもらいました。

スクラム現場ガイド出版記念。現場の物語を共有しませんか?

スクラム現場ガイドの翻訳者の1人である原田 騎郎(@haradakiro)さんと共にほぼQ&A、ディスカッション形式で進んだ場でした。

サイボウズの開発の現場

サービス開発の現場シリーズ。
サイボウズさんのプロダクト「kintone」。その開発チームのKAIZENの文化、品質に関する現場の取り組みを三苫さん、酒井さん2人のエンジニアに語ってもらいました。

技術選択の難しさ、指針を考える

どの現場でもほぼ出くわすことになる技術選択の難しさ、指針というテーマで、後藤 知宏(@mkkn_info)さんには「フロントエンドエンジニアがみる生存戦略入門 〜 なぜ我々は学び続けるのか 〜」を、足立さんには「10年目の大変更。シェアNo.1が新しい技術を選択する時。」をお話していただき、その後は、それぞれの現場のコンテキストに応じた対話をして悩みを話したり、それに対する知見を伝え合ったりしました。

それぞれの現場におけるチームづくりの試行錯誤

「どうやってチームを作るか?」「どうやってチームを育てていくか?」について、それぞれの現場…事業会社におけるサービス開発、受託開発、現場コーチからの視点…での試行錯誤の話をしてもらいました。
その後は参加者からの質問を「3人ならどうするか?」と意見を出し合う場となりました。



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「アジャイルコーチの道具箱 – 見える化実例集」を読んだ

アジャイルコーチの道具箱 – 見える化実例集」を読みました。

ギルドワークスで現場コーチとして、様々な現場がアジャイルな開発をうまくやれるような支援、現場の改善や見える化をしている自分としてはとても興味をそそられるタイトルです。
また翻訳した方々も@haradakiro@ryuzeeなど期待せざるをえない人達ばかりで、すぐに読み始めました。

読んでいる途中「あの現場のあのチームはこれが良さそうかな」「あのチームが持っている課題はまずこれをやってみて、それからこっちをやってみてはどうだろう?」とアイデアが色々出てきてワクワクしてきました。

やるかどうかは現場のチームが決めればいいですが、「こういうアイデアがあるよ」「こういう感じで一度試してみてはどうかな?」とコーチとして色々なカードを見せたり、背中を押すことができそうです。

コーチだけでなく、チームが見える化を推進していくのも役立ちます。
「見える化する対象は分かったけど、どう見える化すればいいかわからない」という悩みはここにある様々な実例でほとんど解決できそうです。悩みにピッタリのそれがなくてもパラパラと見るだけで解決できそうなヒントは浮かんできます。
#もちろんどうやって運用するか?当たり前にするか?という次のステップはありますが、「やってみる」ことはできそうです。

以下は読みながら垂れ流したツイートです。

2015年のふりかえり

2015年のことをふりかえってみます。
#DevLOVE関西のことは28回開催した2015年のDevLOVE関西に書いています。

発表させてもらったこと

以下のような場でお話させてもらいました。

  • HDIfesプロジェクトを成功させるための「期待マネジメント」
  • Agile Japan 2015アジャイルな現場になっていく時の越えなければいけない3つの壁
  • デブサミ関西関西で働くという生き方
  • TISMatsuri:プロジェクトを成功させるための「期待マネジメント」(再演)
  • この中で一番嬉しかったのは、古巣でのTISMatsuriの発表でした。HDIfesで私の話を聞いた上で「社内の同僚にも聞いて欲しい」という思いで声をかけてもらいました。
    昔々、その古巣でアジャイルサムライ読書会などの社内勉強会をやっていたことを思い出したりもしました。

    これからもお役に立つのであれば積極的に出かけていきますので、お気軽にお声がけください。

    ギルドワークスのこと

    「正しいものを正しくつくる」をミッションに2年目もギルドワークスとして色々やりました。

    プロダクト開発では、株式会社チカク様のまごチャンネル、株式会社クラフル様のCraful、株式会社オズビジョン様のスマートフォン版ハピタスなどを、全国に散らばっているエンジニア、デザイナーの仲間とリモートワークでチームを組んで手がけました。
    開発以外でも価値探索として、様々なお客様、サービスに携わることができました。

    一方、私がメインで行っている現場コーチでも、「正しいものを正しくつくる」現場を増やすためにいくつもの現場に携わることができました。まだまだ道半ばではありますが、お客様からいただいている声からはそれ相応の値打ちも提供できているようです。

    そんな現場コーチでは「まとまっていないんだけど、ちょっと困っていて話し相手になって欲しいんだけど…」という感じでも、ご相談に乗れますので、こちらもお気軽にお声がけください。

    またイベントでは開発者ギルドカンファレンス2015ギルドミートアップ価値探索 × プロダクト開発 -ギルドワークス事例発表-などを開催しました。

    コラボレーションしたサービスとしては、ハッカソンの企画から事業化までを、開発現場まで踏み込んで支援する企業向けサービス、発火ワークス(HackaWorks)を開始しました。

    こうしてふりかえってみると、素晴らしいお客様、仲間に恵まれて、色々なことができた1年でした。

    2016年はこういうことにチャレンジしたい

    ギルドワークスとしても現場コーチとしても1つの節目である3年目を迎えますが、これまでの延長線を大事にしつつ、「そう来た!?」というようなことをやっていきたいと思っています。

    というわけで、2016年もよろしくお願いします!

    Photo credit: KK_photographics via VisualHunt / CC BY-NC-ND

    DevLOVE関西

    28回開催した2015年のDevLOVE関西

    DevLOVE関西、2015年は28回開催することができました。
    2014年の40回2013年の35回に比べると減り、一月に2回というペースでしたが、100回を越えることもできました。

    参加してくれた皆さん、話し手の皆さん、会場提供していただいた皆さん、そして裏方スタッフの皆さん、ありがとうございました!

    2015年も色々やりました

    DevLOVEの2つのコンセプト「開発の楽しさを発見しよう。広げよう」「開発の現場を前進させよう」にあるように、1つに偏らず色々なテーマでやることができました。
    2015年の特徴は、特定の技術ではなく、事業会社の現場の話、サービス開発の現場の話といった「現場」に着目したものも多かったことです。

    事業会社の現場シリーズでは、クックビズさん、モノタロウさん、ロックオンさん、またサービス開発の現場シリーズでは駅すぱあとから始まり、houren.soboardMackerelesaDocBaseといった様々な現場のお話をしてもらいました。

    年に1回の大きめの場としてDevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』を実施し、全15話の現場の話をお届けるすることもできました。

    ずっと感じていることですが、毎回初参加の方が一定数いてくれることは主催しているスタッフとして嬉しいことでした。

    やったことのリスト

    ※各イベントの詳細はこちらでご覧ください。

    01/19 事業会社の現場を知ろう~クックビズ編~
    01/26 JavaScript フレームワークは Angular JS だけじゃない!
    02/02 ウェブデザイン・ウェブ開発に必要なこと(DevLOVE仙台共同企画)
    02/04 「APIデザインの極意」読書会#2
    02/07 「駅すぱあと」を支える開発 〜9262の可能性を繋げ!〜(DevLOVE関西Ver)
    03/07 メトリクスによる「見える化」のススメ: エッセンシャル・リーン
    03/20 事業会社の現場を知ろう~モノタロウ編~
    04/04 システムテスト自動化ワークショップ
    04/10 農業の「現場」から生まれた業務改善サービス「houren.so」の話を聞いてみる
    04/11 コミュニケーションツールと“持ち寄り型”プロジェクトマネジメント
    04/18 自分戦略〜エバンジェリスト編〜
    04/20 現場主導によるITS導入
    05/11 現場の課題や困りごとをライトにトークしてみる
    05/15 クリエイターの技術持ち寄り発表会〜デザインそもそも論〜
    05/25 事業会社の現場を知ろう~ロックオン編~
    06/11 「レビュー」をもっとうまくやってみる
    06/26 TOCを初めて知ってみる
    07/18 議論を楽しく見える化しよう!グラフィック・レコーディングワークショップ
    07/24 クラウド時代のエンジニアの役割〜AWSを使い続けて気づいたこと〜
    08/15 プレゼンの技術
    09/12 妖怪と一緒に現場のコミュニケーションの問題を解決しよう! ー 最新のパターンランゲージ技術とカウンセリング技術の応用 ー
    09/14 現場のアーキテクチャの話をしてみませんか?
    09/18 『board』のサービス開発の現場
    09/19 DDD(ドメイン駆動設計)実践者の話を聞いてみよう
    11/09 『Mackerel』のサービス開発の現場
    11/16 クリエイターの技術持ち寄り発表会〜仕事の考え方、回し方編〜
    11/28 esaとDocBaseのサービス開発のDiffの話
    12/05 DevLOVE現場甲子園2015『西日本大会』

    2016年はそれぞれの現場で実践した【自動化】の話、そして「エンジニアが幸せな人生を過ごすための学び方、関わり方、あり方」の再演といったDevLOVE現場甲子園の再演からスタートです。

    2016年もDevLOVE関西の場に関わった話し手、皆さんの現場が前進できることをやっていきますので、よろしくお願いします。

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    強い現場はDiffに対して向き合っている

    この記事は DevLOVE Advent Calendar 2015「diff」の12月23日分の記事です。

    昨日のエントリー「今年衝撃的だった3つのdiff」の書き手であるshidaさんからのバトンを受けて書かせてもらいます。

    自己紹介

    2014年4月よりギルドワークスという会社を仲間と共に立ち上げて、スクラムやチームビルディングやファシリテーションを武器に様々なクライアント様の現場で現場コーチをやっています。

    コミュニティではDevLOVE関西をやっています。

    これまでのDevLOVE Advent Calendarでは2013年「現場」というテーマで「いろいろな現場に深く関わっていく」を、2014年 「越境」というテーマで「「ええやん」と思ったらやっていこう」を、それぞれ書いていますので、良ければそちらもお読み下さい。

    現場コーチの現場で見かける「Diff」

    現場コーチの現場では、色々なDiffを見かけます。
    2つのプロジェクトにおける開発チームでのDiff。コードの書き方や設計思想から始まり、デプロイのどこをどういう風に自動化しているか?といった技術面。また会議体などコミュニケーション面でもDiffはあります。
    企画チームにおけるDiffもまた同じようにあり、プロダクトのあるべき姿の話などなど。
    そして開発と企画、現場と経営など役割が違うところにもDiffはもちろんあります。

    そういう「Diff」に現場が直面した時に「AとBでは◯◯という違い(=Diff)があるけどどっちにする?」「AとBのどっちもどっちだし、お互いの妥協したところのC案で…」といった話になることがあります。

    この時に(現場コーチから見て)やってはいけないこと、なってはいけない状況は「Aの意見を言った人は、ちょっと気に食わないBにしよう」「とりあえずAとB、それぞれの顔を立てないといけないから、この場を収めるためにCにしよう」という利己的な視座や目的から見て正しくない結論を取ることです。

    もちろんみんな(一見)大人なので本音は表明せず、もっともらしい理論武装で話をしますが、本来の目的に照らして深く会話して質問を投げかけて行くと、そういうのは見えてきます。

    このような組織、チーム、現場は結果として目的を達成できず、成長しきれない、衰退していきます。

    強い組織は「Diff」に対して向き合っている

    「強い組織とはどういうのだろう?」と考えた時に1つの要素として「Diffがあることを(恐れずにむしろ)歓迎し、そのDiffに向き合い、ぶつかりあいながら、目的に向かっていくことができる人達がいる、場がある」ことかと思います。

    Diffを取ることで自分達が良くない状態であることが分かることもあります。その時にその事実と向き合うことができ、そこから目的に向かう一歩、二歩を進むことができるかが大事です。

    DevLOVEというコミュニティがそういうDiffに向き合おうとしている人達の背中を押したり、何か一歩を踏み出すヒントを得られるような場になっていたりして、少しでも役立っているのであれば嬉しいことです。

    そして自分自身、「現場コーチ」として様々な現場のDiffと向き合いながら、これからも「正しいものを正しくつくる」現場作りをやっていこうと改めて思いました。
    最後は決意表明みたいになりましたが、これが私の【DevLOVE Advent Calendar 2015 「Diff」】のエントリです。

    Photo credit: Walt Jabsco via Visual hunt / CC BY-NC-ND

    あるリーダーFさんのこと

    ふと週末に近所を散歩していたら、クラブ活動中の母校(中学校)の学生を見かけて思い出したことです。

    これまで自分が出会ったリーダーで、強く印象に残っている一人が中学校時代の先輩でした。
    #中学時代のことなので美化されているとは思いますが…

    思い出話

    この2つ上の女性の先輩(以下、Fさん)は、知り合った当時、生徒会の会長をやっていました。
    このFさんの代の生徒会がやろうとしていたことに校則の改正がありました。
    今、思えば自由で緩やかな校風で校則もそれほどとは思わなかったですが、当時の自分達には「こっちの方がいいな」とか「これは今に合っていないかも」と感じるものがあり、それを変えるための「校則の改正」でした。

    (自分は色々あって他の生徒達より)これらの活動を間近で見聞きすることができました。

    Fさんの進め方は、(この年代にありがちな)ガキ大将的な「とにかく自分についてこい!」的なリーダーシップではありませんでした。
    「自分達はどこに向かおうとしているのか?そうなったらどんな風になるのか?」といったビジョンを示す、伝えることをすごく大事にしているようでした。

    「今はこういう所にいて、こんなことになっているんですよ。で、それをこういう風にしてみようと思うんです。もし、そんな風になったら(あなたは)どう思います?どう感じます?」といった感じで、ちゃんとそれぞれが考えることができる…少なくとも感想を持つ…ようなメッセージを出すようにふるまっていました。

    しかもそれを教師、生徒、保護者それぞれの関心事や心配事に合わせるような形でどこを強調するか使い分けていました。
    この年代は「どうしてダメなんだ!」「頭の固い先生や親はこれだから!」と何かと正論を正面からぶつけ、お互いにとって良い結果にならないことが多いと思うのですが、Fさんの進め方ではそういう衝突が起こりませんでした。

    もちろん教師、保護者のキーマンに根回しをしていたかもしれませんが、このような進め方もあってか驚くほどスムーズにことが運んでいました。

    ふりかえって自分を見てみると

    (今でもまだまだできていませんが)20代の頃はFさんとは真反対のふるまいをしていました。
    所属組織やクライアントの課題に対して、自分の視点からのみの正論を相手に投げていくスタイルでした。
    中には受け入れてもらったものもありましたが、無用な衝突なども多かったように思います。
    Fさんの進め方や考え方を深く理解して取り入れることができていれば変わったかもなぁ…と思いを馳せていました。

    メトリクスによる「見える化」のススメ: エッセンシャル・リーン #DevKan

    2015年3月7日(月)に「メトリクスによる「見える化」のススメ: エッセンシャル・リーン」を開催しました。
    #会場を提供していただいたシナジーマーケティング様、ありがとうございました。

    きっかけ

    2014年秋頃に発表されたスライドを見た時に「自分の現場でもこのエッセンスは役に立つので、ぜひ話を聴いてみたい」と思ったのがきっかけで、伊藤さん(@hageyahhoo)にお声がけをしました。

    私は「現場コーチ」という肩書きで色々なクライアント様の開発チームと一緒に、プロセスや開発の改善をしていくことを多くしています。

    その際に闇雲にやるのではなく、狙いを絞る必要があります。そのためにも「今どのような状態で、それをどのようにしたいのか?」という現在地点と目標地点を見極め、その途中経過を計測して、把握することが大事です。
    その見極めや把握は定性的なものではなく、定量的であることも大事です。

    その定量的に計測するポイントなどを学ぶことができればと期待していました。

    内容

    セッション、ワークショップの内容やその裏での狙いなどは伊藤さんのブログに詳しく書かれていますので、そちらをどうぞ。

    改めてメトリクスをどう設定して、見える化するのか大事さを感じました。
    この手のメトリクスは1つ(例えばディベロッパー)の視点になりがちなのですが、このワークではマネージャ・デベロッパー双方の視点をぶつけ合うことで一方的なメトリクスにならないようにしていました。
    これは実際の現場でも同じで、開発チーム以外にもマネージャーをはじめ、様々な視点を持った違うロールの人がいます。その人達にも納得感のある内容、見せ方が大切になってきます。

    実体験と重ね合わせて感じたこととしては、メトリクスを実際の取るのに手間がかかるやり方では定着しないということです。
    一手間で誰もが見れるようにする、自動化していつでも見れるようにするというのもこの手のプロセスでは大事です。
    ただ様々な理由でそこまでできていないこともあるので、まずはうまくリソースを使いながらメトリクスの重要性を見せていって、より効率良くするためのリソースを獲得する…といった戦略も大事になってきます。
    #その最初の段階をクリアするために伊藤さんのような内部のコーチや外部のコーチの力を借りるという方法もあります。

    後は、なかなか他の人のワークショップの進め方を見る機会はないので、伊藤さんのワークショップの進め方などを垣間見れたのは面白かったです。

    今後のDevLOVE関西

    FacebookページDoorKeeperでお知らせしますので、興味ある方はお越しください。