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「先読み力」で人を動かす(リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント)[読書感想]

投稿日:2008年11月8日 更新日:


「先読み力」で人を動かす(リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント)
著者:村中 剛志

◆目次
序 章 先読み力ってなに?
第1章 あなたの先読み力を知る
第2章 先読み力を鍛えるタイムマネジメント
第3章 メンバーが躍動するチームマネジメント
第4章 成果を生み出すミーティングはこうつくる
第5章 チーム関係者を巻き込み成功に導く
終 章 リーダーに必要な三つのこころ

この本はプロジェクトリーダーとして「どうすればメンバーのレベルを上げて、良い仕事ができるだろう」と(いつも以上に)強く思っていた時に読み、題名にもなっているキーワード「プロアクティブ」が強く心に残った、私にとっては最近の良書です。

「プロアクティブ」とは「指示待ち」や「トラブルや問題が発生してから動く」(=リアクティブ)のではなく、「自分から動く/アクションを起こす」ことです。
自分自身をプロアクティブにするだけでなく、チームメンバー/チーム自体をプロアクティブにしていくには?に焦点を置いているのも特徴です。

以下、自分(とメンバー)が意識したいと思うポイントです。

【「できる」人の5段階】

自分/チームメンバーのレベルを意識、共有して求めるレベルやレベルアップの方向性を考える必要があります。新人なのに「自分で考えてみて」なんてのはまだまだ早いというわけです。

【仕事の優先順位は四つの箱で考える】

タスクの優先順位付けとして有名な図(「緊急/緊急でない」「重要/重要でない」の4つの組み合わせでタスクの優先順位をつける)の話です。
目の前のタスクに忙殺されている場合、小1時間でもこれをすることでずいぶん楽になると思います。

【ミーティングのクォリティは事前に「段取り」で全て決まる】

(社内/社外を問わず)ミーティングでは事前準備やアジェンダは大事ですよということです。
ごくごく当たり前の話なのですが、様々な理由で「出たとこ勝負」になっているミーティングも時々見かけます。
たいがいそういうのは終わった後、「結局どうなったの?」ということになります。

【お客様がお客様社内で認められるために行動する】

前提として自分がお客様に認められるのはありますが、そこからさらに進んで…ということです。
組織としてのビジネスの側面も大事ですが、現場のプロジェクトリーダーとしては、やはりそこはお客様の成果を最大限に出来るように…と考えます。

【メンバーに依頼する時の5つのポイント】

「望む結果(ゴール)」やそのガイドライン、マイルストーン等を意識して伝えておきましょうということです。
この辺が曖昧なタスクだと、手戻りや余計な工数がかかっているといると思います。

【70%の力で働くすすめ】

メンバーに任せてうまく行かなかった時等、不測の事態に備えていつでもリーダーはある程度余力を残して(これが70%)、行動しましょうってことです。

「リーダーが一番働くべき」「メンバーより早く帰るなんて以ての外」という考えの人もいるようですが、それぞれの役目に応じたタスクがあり、その最後の砦としての役目も果たせなくなっては意味が無いと思います。

小難しいことを書いているわけではありませんし、図や表も色々と使われていて読みやすいと思います。
日常のタスクに忙殺されている人は、改善のきっかけをつかめるかもしれません。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo credit: thinkpublic via Visual hunt / CC BY-ND

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ギルドワークスの現場コーチ。
「正しいものを正しくつくる現場を増やす」ことを目指している現場コーチ。認定スクラムマスター(CSM)。
様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至る。
DevLOVE関西を主催。