社内勉強会の初めの一歩

勉強会

先日のDevLOVE関西「勉強会勉強会」のビアバッシュでの話です。

社内勉強会を始めようと思った時の2つの不安

20人位の組織にいる人で「どうやって社内勉強会を始めて良いか分からない」という課題を持っていました。さらに聞いてみると以下の2つのことを強く気にしているようでした。
1:人が集まらなかったらどうしよう?
2:講師出来るほど教えることもないので、どうしよう?

「1:人が集まらなかったらどうしよう?」の自分なりの答え

「(自分以外に)もう1人いたらやってみる」
「勉強会勉強会」でもお話しましたが、自分以外にもう1人いれば、それは「勉強会」だと思っています。
2人以上いれば勉強会と呼べば良くて、呼び名や定義は些末なことかと。

2人でそのテーマについてお互いの知見や考えを話し合い、共有することで、それぞれが持っていた暗黙知が、2人にとっての形式知となりお互い勉強になります。
仮に新しい知識そのものに出会わなくても、自分とは異なる考え方を知るというのはそれだけで十分な価値があります。

特に小さな組織の場合、2,3人でも何かやっていたりすると「なにやっているんだろう?」と目に止まったりします。そういう興味を持っていそうな人も、勉強会をやっている人から見つけやすくなり、「一緒にどうですか?」と巻き込みやすくなります。

その相談してきた人は、アイデアとしてお茶の時間に休憩スペースにお菓子を用意して、そこでまずは始めということで軽くに30分程度でやってみようと話をしていました。

「2:講師出来るほど教えることもないので、どうしよう?」の自分なりの答え

「みんなで考えて、教え合えば良い」
 
誰か1人が参加者の中で一番そのテーマについて知っている講師である必要はどこにもないと思います。
もちろんテーマによっては、有識者がいる方が進めやすいというのもありますが、それこそみんなが持っている知識を持ち寄ることで解決できることもあります。
またそういう解決できない問題が実際に出てから、それを解決できる有識者を見つけに行っても良いと思います。

その相談してきた人は「【勉強】会」という名前からか、ロールとして「講師」「生徒」なイメージを持っている感じでした。
「自分はこう思うけど、みんなの考えはどう?」「ここのコードがわからなかったから、一緒に読み解いてみない?」と一緒に考えれば良いと思いました。
エンジニアの現場で出会う課題は、ほとんどが唯一の正解があるわけではなく、むしろそのコンテキストに応じた「より正しいと思われる選択を見つけに行く」必要があります。

なので、自分ともう1人が興味あることを見つけて、軽くやってみるのがまずは第一歩だと思ったわけです。

※注意:この記事は旧サウスポーなエンジニアの独り言から移行し一部修正したエントリです。

Photo via Lindsay Henwood via VisualHunt.com

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